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「FE 40mm F2.5G(SEL40F25G)」は、SONY Eマウントの超軽量コンパクトラインナップとして、Gレンズの冠をつけて発売されたレンズの一つ。
同時に発売された「24mm F2.8 / 40mm F2.5 / 50mm F2.5」の3本の中でも、40mmは標準域と広角域の間に属する、やや珍しい画角ということで気になっている方も多いのではないでしょうか。

僕自身、このレンズは発売直後から1年以上愛用しているのですが、持ち出す頻度が一番高いくらいに気に入っているレンズです
そこで今回は、FE 40mm F2.5Gを購入して1年以上使ってみた感想をもとに、作例たっぷりでレビューをしていきたいと思います。
実際に使ってみると期待通りの画質の良さ、圧倒的な持ち運びやすさを感じることができ、僕の所有しているレンズの中でもバリバリのレギュラーレンズになっています。

著名なYoutuberの方も多く使用されていて、巷の評判も高いレンズです
気軽なスナップ撮影・お子さんやペットの撮影など、アクティブな手持ち撮影に非常におすすめなレンズですので、気になる方はぜひ最後までチェックしてみてください。

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サードパーティを含めて、20本以上のEマウントレンズを使ってたどり着いた、コスパ最高のSONY Eマウントレンズを焦点距離ごとにまとめました。巷でも神レンズと呼ばれる単焦点・ズームレンズです。お気に入りの一本を見極める参考にしてみてください。
FE 40mm F2.5G(SEL40F25G)の作例
まずは論より証拠。FE 40mm F2.5Gでどんな写真・動画が撮れるのかを、ぜひ一緒に見ていただければと思います

作例写真
まずは写真から。僕自身撮影に行く際は必ずと言っていいほどこのレンズ持ち歩いているため、いろんな作例パターンを用意してみました

夜景・ポトレ・物撮りなどバリエーションを用意してみましたので、ぜひチェックしてみてください

F2.5, SS1/2500s, ISO 100

F2.5, SS1/1000s, ISO 100

F2.5, SS1/8000s, ISO 500

F2.5, SS1/160s, ISO 100

F18, SS1/40s, ISO 1600

F4.0, SS1/160s, ISO 800

F2.5, SS1/125s, ISO 100

F2.5, SS1/50s, ISO 1600

F1.8, SS1/100s, ISO 200

F2.5, SS1/1500s, ISO 100

F2.5, SS1/200s, ISO 100

いかがでしょうか?近接から遠景、夜景から激しい逆光までなんでも無難に撮れるので、軽さと相まって本当に使いやすいレンズだと感じます!
作例動画(ショート)
写真に続いては動画の作例です。こちらは全カットFE 40mm F2.5Gで撮影したショート動画です

解像感・ボケ感・AF性能などをぜひチェックしてみてください

画角については、SONY α7IVの制約(4K60p撮影時に35mmクロップ)により、焦点距離65mm相当になっています
なお、今回撮影に使用した「SONY α7IV(ILCE-7M4)」は、写真と動画をハイブリッドに撮りたい方に非常におすすめのカメラになっています。気になる方はぜひ以下の記事もチェックしてみてください

4Kスローが撮れて、3000万画素で写真も撮れる、そして動画の設定を独立で設定できるめちゃくちゃ便利なカメラです!
いったん作例はここまでとして、お次はレンズのスペックを紹介していきたいと思います。
FE 40mm F2.5G(SEL40F25G)|レンズスペック・外観

レンズスペックはすでにご存知という方は、こちらからレビューへジャンプできます
ここでは簡単にFE 40mm F2.5Gのレンズスペックと外観について触れていきます。すでにご存知という方は、こちらからレビューへジャンプしてくださいね。
レンズスペック
FE 40mm F2.5Gは、Eマウントでは珍しい焦点距離40mmに対応するレンズ。開放F値は2.5と単焦点レンズにしては控えめなものの、200グラムを切る圧倒的な軽さと小ささが特徴の1本です。
項目 | レンズスペック |
---|---|
レンズ名称(型番) | FE 40mm F2.5G(SEL40F25G) |
焦点距離 | 40mm |
F値(最小〜最大) | F2.5〜F22 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
レンズ構成 | 9群9枚 |
フィルター径 | 49mm |
重さ | 173g |
最大径 × 長さ | 68 × 45 mm |
最短撮影距離 | 0.28m(AF時) / 0.25m(MF時) |
最大撮像倍率 | 0.2倍(AF時) / 0.23倍(MF時) |
レンズ内手ぶれ補正 | なし |
防塵防滴 | 対応 |
詳しくは以降のレビューパートで解説しますので、ここではざっくりスペックから見れるところのみ紹介します。特徴的なポイントは充実した外部スイッチです
- 絞りリング:絞り値をリングで指定できる
- 絞りリングのクリック音 On/Offスイッチ
- ファンクションボタン
- AF/MF切り替えスイッチ


ファンクションボタンやMF/AF切り替えスイッチは、動画を撮る側としては非常に嬉しい!!
その他、近い焦点距離には35mmのレンズがあり、きっと購入候補の一つになると思います。こちらの記事ではEマウントのおすすめ35mmレンズについてまとめていますので、併せてチェックしてみてください。

FE40mm F2.5G(SEL40F25G)レビュー|メリット面
ここからは、「FE 40mm F2.5G(SEL40F25G)」を使ってよかったと感じる具体的なポイントを紹介していきます


写りの面でも、外観を含めたギミック面でも大満足のレンズです!
軽さ・ボタン類含めて抜群の使い心地
「FE 40mm F2.5G(SEL40F25G)」を使ってよかったと感じる1点目は、外観を含めた使い心地の良さで、利便性・所有感の両面で非常に高いレベルのレンズだと感じています
- 高級感のあるビルドクオリティ
- 長時間の手持ち撮影でもストレスレス
- 充実の外部ボタン
- NDフィルターの着脱が一瞬でできる
外観:高級感のあるビルドクオリティ
「FE 40mm F2.5G(SEL40F25G)」の鏡筒はプラスチック・リングは金属で仕上がっていて、これによって超軽量を実現しています


鏡筒はおそらくプラスチックなのですが、触っても金属?と思わせるくらいにしっかりした作りになっていて、所有欲をすごく高めてくれる外観になっています
圧倒的な小ささと軽さ:長時間の手持ち撮影でもストレスレス
サイズ感は見ての通り非常に小さく「SONY α7C」や「SONY α6400」など、αシリーズの中でも小さなボディに装着してもすごく見た目のバランスが良いと思います



スマホ感覚で持ち運べるため、どれだけ荷物が多くてもバッグに忍ばせることができますよ
ボタン類が豊富で動画撮影に特に便利
また、小さい見た目の中でも外部スイッチ類が非常に豊富。AF/MF切り替えスイッチやファンクションボタンをはじめ、利便性も非常に考慮された設計になっています



AF/MF切り替えスイッチ、ファンクションボタンなど、ボディのカスタムボタン割り当てを節約できるのが本当に嬉しいポイントです!
フィルター類の取り付けが非常に便利
「FE 40mm F2.5G(SEL40F25G)」のフードは、なんとフィルターをつけることができます
これがめちゃくちゃ便利で、フード側にNDフィルターやミストフィルターを付けておけば、フードを取り外す作業の一環でフィルターの脱着をすることができます

レンズ側にももちろんフィルターをつけられるため、プロテクトフィルターとNDフィルターの2重がけができる点は、他のレンズにはない最高のメリットだと思います



NDフィルターの着脱がすごく楽なので、特に動画ユーザーには嬉しいギミックだと思います!!
寄れる&使いやすい画角:単焦点でも圧倒的に使いやすい
使ってよかったと感じる2つ目は、単焦点レンズの中でも圧倒的に使いやすい点で、撮れる被写体が非常に多いレンズだと感じます
特に、焦点距離40mmの単焦点レンズは僕自身も初めて使ったのですが、使い心地は非常に良くて、
- 近接撮影も得意でテーブルフォトもバッチリ
- パースも利かせられる便利な画角
- 動画では手ぶれが目立ちにくい
と言ったところで非常にバランスが良い画角だと感じます
近接撮影も得意でテーブルフォトもバッチリ
最短撮影距離が0.28m(MF時は0.25m)まで寄れるため、料理写真においても座ったまま難なく撮影することができます
パースも利かせられる便利な画角
標準域に近しい画角を持っていながら、被写体によることでパースを効かせることもできます


標準域に近い使い勝手と、よればパースも利かせられるほどよい広角の特徴を持ち合わせています!
画質も抜群:歪み・コントラスト・ボケ感◎
使ってみてよかった3点目は「描写性能の高さ」。一般的にサイズの小さなレンズは、画質が良くないイメージがあるかもしれませんが、「FE 40mm F2.5G(SEL40F25G)」は画質にも一切妥協がなく、キレキレ・ボケ感も綺麗な描写を持ち合わせています
- 解像感:画面中央から端まで非常にシャープ
- コントラスト:ハイコントラストで逆光にも強い
- ボケ味:円形でなめらかなボケ感
- 歪み無し:ボディ内で自動補正される
解像感とコントラストはGMレンズに匹敵するレベル
解像感やコントラストを定量的に示す「MTF曲線」を見ると、もはやGMレンズと同じと言えるほどに、画面中央部から端までの描写性能が高いことがわかります
開放F2.5(左の画像)から、「開放F2.5でも画面隅まで非常に高い解像度・コントラストを発揮できるレンズ」ということが読み取れます

近似する画角のGマスターレンズ「FE 35mm F1.4 GM」とも大差がないという結果です!

こちらの写真は、F8まで絞り込んで撮影。MTF曲線でもみられたように、画面端まですごくシャープに映るレンズだと感じます

F 8.0, SS 1/640, ISO 100


2400万画素のα7IIIでは、どこを切り取っても使えるレベルにクッキリハッキリとしています
ボケ味:円形でなめらかなボケ感
「FE 40mm F2.5G(SEL40F25G)」は、トロトロの背景にはならないものの、背景の情報をある程度残しつつ被写体を強調することが得意なレンズとなっています


ある程度周囲の情報が残すことができるため、VLOGや記念写真で活用しやすいですね
一方で、最短で25cmまで寄れるため、寄った際のボケ感はかなり大きく感じます


撮影距離でボケ感をコントロールできるのも面白いところのひとつですね
あわせて読みたい
撮影距離とボケの大きさの関係性は以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方は参考にしてください
ボケ感もざわざわしたり、年輪が見えるようなこともなく、滑らかなボケであるため、この辺りにGレンズのこだわりが見てとれますね
コントラスト:逆光耐性が強く、暗部がしっかり残る
こちらはあえて逆光で撮影してみた写真ですが、逆光でも白飛びすることなく、しっかりと被写体を捉えていることがわかるかと思います



ゴーストやフレアもほとんど出ないので、RAW現像する時もストレスなく編集することができますよ
歪み無し:ボディ内で自動補正される
最近のレンズは、歪みの補正をボディ側に任せるのが主流となっています。「FE 40mm F2.5G(SEL40F25G)」も同様でボディ側で補正が行われるため、歪みがまったく発生しません


カメラの設定で歪み補正はON(オート)にしておくと、JPEG撮って出しでも歪みを綺麗に補正してくれます
注|RAWで撮影では無補正になるため、レンズプロファイルを当てて補正しましょう
爆速オートフォーカス:VLOGでも抜群の使いやすさ
使ってよかった4点目は「動く被写体への強さ」で、評判の高いSONY αのオートフォーカスを最大限に引き出してくれるため、被写体とのコミュニケーションに集中することができます

僕は普段からこどものVLOGを撮っているいるのですが、動画でも瞳AFでバッチリ撮影できます!
\ AFの正確性・速さはこちらをチェック /

正確性・速さ共に抜群です!駆動音もまったく聞こえないので、動画でもバッチリ使えますよ!

FE 40mm F2.5G(SEL40F25G)レビュー|デメリット面
ここまでは「FE 40mm F2.5G(SEL40F25G)」の良いところを紹介してきましたが、人によっては気になる点も多少ありますので紹介します

ブリージングが気になるかも
ブリージングとは、ピントを前後に移動すると画角の広さが変わってしまう現象のことで、意図せず画面全体がグワっと動いて見えることから、動画撮影では気になる方もいるかと思います
「FE 40mm F2.5G(SEL40F25G)」のブリージングはやや気になる程度。そして、SONY α7IVで追加されたブリージング補正機能の対象レンズには含まれていないため、現時点では回避方法はありません

僕はそこまで気にならなかったのですが、気になる方はGMレンズを視野に入れるなど、コスパを踏まえて総合的に判断する必要がありますね。
リングの幅がやや狭い
少し気になる点としては、絞りリング・フォーカスリングの幅の狭さで、指の太い方はやや操作がしづらいと感じるかもしれません


とは言え、それぞれのリングの刻みがしっかりしているため、慣れれば割とすぐに使いこなせるようになると思います

FE 40mm F2.5Gと比較対象になるレンズ(焦点距離35〜40mm)

SONY単焦点レンズの中でも焦点距離「35〜40mm」はラインナップがひしめく激戦区。きっとレンズ選びに悩む方が多いと思うので(僕のその一人でした)まとめておきます。
特に軽くて明るいFE 35mm F1.8(SEL35F18F)は個人的にもすごく悩んだレンズ。35mmにも様々なラインナップがあるものの、正直35mmに必要なものは全て詰まっていると言っても過言ではないレンズだと思います。
レンズ名 | 参考価格 (発売年) | 販売サイト | 焦点距離 | 開放F値 | 重さ | 大きさ | 筆者コメント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() FE 40mm F2.5G (SEL40F25G) | 約8万円 (2021年) | Amazon 楽天市場 Yahoo! | 40mm | F2.5 | 173g | レンズ径:68mm 長さ:45mm | レンズ長が短く撮り回し抜群 コンパクトさ重視の方におすすめ |
![]() FE 35mm F1.8 (SEL35F18F) | 約7万円 (2019年) | Amazon 楽天市場 Yahoo! | 35mm | F1.8 | 280g | レンズ径:66mm 長さ:73mm | 全体的に最もバランスが良い 35mmに必要な要素を全て搭載 |
サイズと開放F値、そして焦点距離が異なる2つのレンズですが、サイズ重視をする方は軽さ・レンズ長が小さい「FE 40mm F2.5G(SEL40F25G)」間違いなく満足できると思います。
焦点距離だけをみても35mmと40mmは扱いやすさがかなり違う(背景整理の難易度が35mmは高い)ので、そう言った側面を含めて35mmが気になる方は、ぜひFE 35mm F1.8(SEL35F18F)を含めた35mmレンズを選びましょう。
あわせて読みたい
Eマウント単焦点レンズ(35mm)のおすすめレンズはこちらの記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ:気軽に撮りたいけどクオリティにもこだわりたい人には最高のレンズ

今回は、SONY Gレンズの軽量モデル「FE 40mm F2.5G(SEL40F25G)」について、レビューさせていただきました
僕自身、このレンズを1年以上使ってみて、写りの良さと利便性の高さが非常に気に入っていて、もはや手放せないレンズのひとつとなっています

長時間手持ち撮影していてもストレスレスなレンズは、他のレンズにはない明確なメリットだと思います
スナップやお子さんの撮影などに気軽に持ち運べるレンズを探している方にはぴったりなレンズですので、気になる方はぜひゲットしてみましょう

当ブログでは、SONY機材を中心に各種レビューを行っています。以下の記事では、巷で神レンズと呼ばれるSONY Eマウントの単焦点・ズームレンズを紹介しています。お気に入りの一本を見極める参考にしてみてください

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