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皆さんこんにちは。フォトグラファーの【はろ(@haroharo72)】です。
「Luminar Neo(ルミナーNEO)」は、前作の「Luminar AI」の後継ツールとなるRAW現像ソフト。長い開発期間を経て、2022年2月17日ようやく販売が開始されました。
国内でもユーザーの方はひと昔と比べればかなり増えている印象ですが、Luminar製品がはじめての方は、自分にとって使えそうなツールなのかなかなかピンとこないと思います。
そこで今回は、過去作を含めて長期にわたってLuminarシリーズ使ってきた僕の視点から、「Luminar Neo」で使えるおすすめの新機能やメリット・デメリットについてレビューしたいと思います。
Luminar Neoを使ったレタッチ例
現像前|現像後


「Luminar Neo」の特徴を簡単にひとことでまとめると、高いレベルRAW現像機能と(工数を最小限にできる)レタッチフォロー機能が備わったオールインワンのツールと表すことができます。

RAW現像ソフトを安く済ませたいけど質は落としたくない!と考えている人にぴったりなツールで、特にRAW現像ビギナーの方にはめちゃくちゃおすすめです。ぜひこの記事を参考に導入を検討してみてください。
Luminar Neoを少しでも安く導入する方法を知りたい方は、ぜひこちらの記事をチェックして見てください。当サイトで配布中のクーポンや期間限定セールを組み合わせると1,000円以上安く導入できますよ。
Luminar Neo(ルミナーNEO)はどんなRAW現像ソフト?

「Luminar Neo」はウクライナのSkylum社が発売するソフト。Luminarシリーズとしては6世代目に当たるのが「Luminar Neo」で、比較的歴史のあるプロダクトとなっています。
世の中にはたくさんのRAW現像ソフトがありますが、高い機能とシンプルな操作性、そして維持費不要の価格形態が人気のソフトです。
Luminar Neoの特徴
- 細かく調整できるRAW現像機能を搭載
- AIを用いたユニーク・クリエイティブなレタッチ機能も標準装備
- 初心者でも扱いやすいシンプルな操作性
- 維持費不要の買い切りライセンスあり

僕も2018年あたりにLuminarシリーズに出会って以降、Luminarを使い続けていますが、国内での知名度は年々高くなっていると感じます。
また後にも紹介しますが、Luminar Neoには別オプションの拡張機能というものがあって、多重露光や深度合成などにも対応しています。
今回の記事ではツールの細かい使い方までは言及しませんが、基本的なRAW現像・レタッチ機能の操作はこちらの記事で詳しくまとめています。実際のツール操作が気になる方は参考にしてください。
Luminar Neoの価格形態|買い切りに対応
「Luminar Neo」では、サブスク(通常・プロ)と買い切りライセンスの3つのプランから構成されています。長期的に一番お得に使えるのは「買い切り型(生涯)ライセンス」です。
逆に一時的な利用にとどまる方は、サブスクライセンスの方がお得ですね。Proライセンスには追加オプションとなる拡張機能が標準で装備されます。
当サイト限定クーポン(プロモーションコード:harologNEO10)を使用後の価格です
ライセンス | 価格 | おすすめ度 | 主な特徴 | 拡張機能 |
---|---|---|---|---|
買い切り型 ライセンス | 19,575円 | 永続的に使用可能 トータルコストが安い | 別途購入 | |
サブスク型 (プロ版) | 14,202円/年 1,980円/月 | 機能を最大限に活用できる | 標準搭載 | |
サブスク型 (通常版) | 11,502円/年 1,480円/月 | 短期間使用ならコスパ良 | 使用不可 |
拡張機能のそれぞれの項目については、以下の記事で詳しくレビューしていますので、ぜひ参考にしてください。
拡張機能 | 使い勝手 | 出来ること |
---|---|---|
HDRマージ | 白飛び・黒潰れを極限に抑える | |
フォーカススタッキング (被写体深度合成) | 全体にピントが合った写真を作れる | |
スーパーシャープAI | 意図しないブレ・ボケを修正できる | |
ノイズレスAI | ディテール崩れを抑えつつノイズを軽減できる | |
AI背景削除 | 背景のみを入れ替える | |
アップスケールAI | ズーム時の画質荒れを抑える | |
マジックライトAI | 光芒を人工的に作ることができる | |
パノラマ・スティッチ | 写真を合成してパノラマ写真を作れる |
購入方法・体験版・セール情報はこちら
Luminar Neoは、Amazon等でパッケージ販売もされていますが、実は公式サイトからダウンロード購入するのが最も経済的。期間不定期で割引セールが開催されている場合もあります。
最新セール情報や体験版のダウンロード方法、購入方法を以下の記事でまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
Luminar Neoレビュー|おすすめの機能

それでは、ここではざっくり「Luminar Neo」の新機能に触れつつ、特にみなさんが気になっている「実際にどんなところが便利なのか?」といった点についてスコープを当てて紹介していきます。
時間がない時も手軽にRAW現像ができる
「Luminar Neo」の魅力のひとつが超時短でRAW現像ができること。時短を実現できる理由がツール内に搭載されたAIレタッチ機能で、これを使うことでざっくりとしたレタッチ作業であれば1枚1分程度で仕上げることもできます。

被写体を自動で認識してくれたり、レタッチ処理を自動で実施してくれるので、手作業にかかる時間をグッと省略することができます!
ポートレートにも使いやすい
Luminar Neoの強みが被写体の自動認識。写真を読み込んだ時点で人の顔を自動認識してくれる上に、肌や表情に特化したレタッチアイテムが豊富に用意されています。
この作業が10秒で出来ます
レタッチ前|レタッチ後



この手軽さは昔からLuminarが得意とするところで、Lightroomも後追いで真似したほど評判が高い機能です
RAW現像とレタッチがひとつのソフトで完結
画像処理はソフトへの負荷が大きく、一般的には高度な機能を持つRAW現像・レタッチソフトは、機能単位でツールが分かれています。


AdobeのLightroom(RAW現像)とPhotoshop(レタッチ)がまさしくそのような関係性になっています
ただツールがバラバラだとボタンの配置や使い方など操作を覚えるのも大変ですし、ツールを跨いで作業をすることで作業効率も落ちてしまうのが難点。
一方で「Luminar Neo」は機能が1つのソフトに集約されているため、ツール感の連携も不要ですし、操作感も非常にシンプルになっています。

実際にPhotoshopで行うようなクリエイティブな表現をLuminar Neoで再現してみた動画を用意してみました。操作性が共通で、基本的な操作がほぼスライダー操作のみのため、非常に使いやすいですね。
合成写真(比較明合成・被写界深度合成)が作れる
「Luminar Neo」は、基本ライセンスだけでも十分な機能が備わっているのですが、拡張機能を土運輸することでHDR(比較明合成)・被写界深度合成・ボケ/ブレの修正など、飛び道具的なレタッチ機能が拡張機能(別売り)として用意されています。
補正前|HDRマージ補正後(強め調整)




RAW現像初心者の方は必要性をあまり感じないかもしれませんが、その先にもっと高度なレタッチを試してみたいと感じるようになった際に、ツール側の拡張性があるのは大きなアドバンテージになると思います。
拡張機能 | 使い勝手 | 出来ること |
---|---|---|
HDRマージ | 白飛び・黒潰れを極限に抑える | |
フォーカススタッキング (被写体深度合成) | 全体にピントが合った写真を作れる | |
スーパーシャープAI | 意図しないブレ・ボケを修正できる | |
ノイズレスAI | ディテール崩れを抑えつつノイズを軽減できる | |
AI背景削除 | 背景のみを入れ替える | |
アップスケールAI | ズーム時の画質荒れを抑える | |
マジックライトAI | 光芒を人工的に作ることができる | |
パノラマ・スティッチ | 写真を合成してパノラマ写真を作れる |
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Luminar Neoの拡張機能で出来ることについては以下の記事で詳しく紹介しています。拡張機能一覧の中で興味を持たれた方はぜひこちらもチェックしてみてください。
処理が軽くてストレスレス

使って嬉しいポイントの4つ目は、処理速度が大幅に改善されたこと。RAW現像をじっくり行うためにも、僕はツールのレスポンスの良さはとても重要なポイントだと思っていて、その点でもLuminar Neoは実用性の高いツールだと感じます。
実際に僕のPC環境でLuminar Neoを使ってみた様子がこちら。旧ソフトはプレビューやスライダー操作後の動作がもたつくことがありましたが、今作はかなり快適なソフトになっています。
確認環境|(iMac)CPU:3.8GHz 8コア Intel Core i7 / メモリ:32GB
ただし、処理速度・レスポンスについてはみなさんのPC環境に大きく依存するところとなりますので、みなさんの環境でテストされることをおすすめします。
Luminar Neo無料体験版のダウンロード・インストール方法については、以下の記事にてまとめています。メールアドレス登録だけで無料体験版は使用できますので、ぜひこの機会に試してみましょう。
その他|Luminar Neoで追加された新機能
その他にもLuminar Neoでは、前作から大幅な機能アップデートが図られています。時短に貢献する便利な機能が続々と追加されていますので、興味があるところをタップ(クリック)してチェックしてみてください。
被写体の全身・顔だけなど特定の部分だけに補正をかけたいシーンで便利な機能がマスキング。
一般的なRAW現像ソフトは細々とした手作業によって対象範囲を指定するのですが、「Luminar Neo」は、AIが自動で被写体を認識してマスキングをしてくれるため、手作業を最小限にとどめることができます。


マスキングの丁寧さはレタッチの質を大きく左右すると言っても過言ではないですし、マスキングの時短は個人的には大きなメリットがあると感じます!
余計な写り込みを消したくなるシーンで便利な機能が部分消去機能。これ自体は一般的なツールにも搭載されているのですが、これも対象範囲を手作業で指定する必要があるため、地味に根気のいる作業になりがちです。

特に消去範囲が広くなればなるほど、自動消去の精度も落ちますし、計算時間もかかるためしんどくなってきます。
今作のLuminar Neoでは新たに電線・ほこりの除去機能というものが搭載されていて、なんとワンクリックで邪魔な写り込みを消すことができるようになりました。
写真真ん中あたりの太い電線も一瞬で消すことができます



実際に使用する頻度はそこまで多くはないものの、1枚の写真にこだわって大幅に時間を取られることも全然あると思います、こういった時短機能は嬉しいですよね。
よくあるレタッチ例として、手前と奥の明暗差をつけて立体感を演出することがあるかと思いますが、そんな時に便利な機能が新機能のリライトAI。リライトAIでは、写真の中の奥行きを認識して、深度別に明るさ・色味を調整することができます。


普段なら、部分マスクをかけていた作業がスライダー操作ひとつで完結できるので、これも大幅な時短につながります!
手前側を暗くして看板の印象を引き立ててみました


その他にも、Luminar Neoでは背景だけを一瞬で入れ替える機能も追加されています。これは普段使いではあまり活用シーンはなさそうですが、ポートレート写真・ポスター撮影など、一部のハイアマチュアの方・プロの方には嬉しい機能ですね。

以上、ここまでが「Luminar Neo」を使って便利だと感じた主な機能の紹介でした。まだまだアプデで機能改善の余地がありますが、現時点でも非常に便利なツールだと感じます
Luminar Neoで気になるところ・デメリット
ここまで「Luminar Neo」を使って感じた良いところについて述べてきましたが、購入時にはデメリット面もしっかりチェックしておきたいですよね。
そこでここでは、僕が実際にLuminar Neoを使っていた気になった点(人によってはデメリットと感じるかも)について、何点か紹介したいと思います。

僕自身、「Luminar Neo」と「Lightroom Classic」を併用しているので、Lightroomと比較した場合に気になる点が主なポイントです
検索機能が最低限

これは、たくさんの機材持っている人だと物足りないかもと感じる点のひとつ。Luminar Neoでは撮影した機材や設定などで検索することができません。

ファイル名・日付・拡張子をKEYとした検索は実施できます。
Lightroom Classicでは、使用したカメラ・レンズ・撮影設定からフィルタすることができるので、たくさんの機材の中から特定の撮影したデータだけを見たい方(主にレビュワーの方など)は、Lightroomの方が使い勝手が良いかと思います。

逆にLuminar Neoでは、JPEGとRAWをそれぞれフィルタして表示できるため、検索機能の粒度はRAW現像ソフトの個性と言っても良いレベルかもしれません。
あわせて読みたい
RAW現像ソフト最大手のLightroom ClassicとLuminar Neoの違いについては、以下の記事で詳しくまとめています。価格・機能・その他側面で比較していますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
その他アップデートで解消済みのデメリット
RAW現像をしている際に前の状態に戻したくなる場合ってありますよね。実はこれまでのLuminar Neoでは元に戻る・やり直しのコマンドが使用できなかったのですが、2023.4月末のアップデートでようやく対応しました。
現在は、キーワードショートカットや上部のタブから操作ができるようになっています。

Luminar Neo Ver.1.0.6までは、ヒストグラムはトーンカーブ画面のみでしか確認できず、定常的に確認できない点に使いづらさを感じる方はいらっしゃったかと思います。
ですが、2022年5月のアップデート(Ver.1.0.6)でこれは解消され、現状は編集画面で常時表示することができるようになっています。

Luminar Neoデモ版ではサクサクだった操作感ですが、Luminar Neo初版ではやや動作がモタつくシーンが散見されました。
Luminar AIではこのようなモタつきはほぼ見られませんでしたので、動作改善に期待していたところ、Ver.1.0.4あたりから劇的に反応速度が良くなりました。

もちろんPCスペック次第で体感は変わりますが、全体的に動作が軽くなった印象を受けます
以上が、Luninar Neoを使っていた気になる点・デメリットでした。検索機能の使い勝手は一部の方を除いては特に困るところではないと思いますし、発売当初はやや使いづらかった機能面もアップデートで順次解消されていますので、すごく使いやすいツールになってきた印象です。

買い切りソフトと言えども、しっかりサポートしてくれるのは嬉しいですね!
Luminar Neoの評判は?
ここまではあくまで僕自身の主観でのレビューとなっていましたので、その他のユーザーの方の評判についてもみていきましょう。
Luminar Neoに対するポジティブな評判
ツイッターを元にポジティブな意見を拝見したところ、主には操作感や価格面で良い印象を持たれている方が多くいらっしゃいました。

ここは僕もすごく共感できるところで、過去のLuminar製品から愛用されている方・はじめてLuminarに触れる方ともに満足されているようです
著名なフォトグラファーも使用されています
僕以外にも、有名なフォトグラファーの方も「Luminar Neo」を愛用されているようで、Twitterフォロワー数20万を超えるうさだだぬきさん(写真家:稲田大樹)、カメラ系インフルエンサーのゆーとびさん(@y_to_bi_)等も「Luminar Neo」を使ってレタッチをされています。

写真集やクライアントワークをされるプロカメラマンも活用しているツールのひとつです
Luminar Neoのネガティブな評判
逆にネガティブな評判としては、動作速度に関する声がちらほらと見かけられました。これは使っているPCスペックに依存するところですので、人それぞれといった印象ですね。
動作速度は搭載メモリサイズに依存するところがかなり大きく、公式サイトでもメモリ16GB以上(最低8GB以上)が推奨されています。8GB以下のPCをお使いの方はメモリ増設も前提に検討しましょう。

LightroomやLuminarなど、主流のRAW現像ソフトの多くが推奨メモリサイズを引き上げています
あわせてよみたい
以下の記事では、Luminar Neoの動作が重い場合の解消法についてまとめています。設定次第で劇的に動作が軽くなる場合がありますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
まとめ:買い切りで考えるなら第一候補になるRAW現像ソフト
今回は「Luminar Neo」のレビューということで、実際に使ってみて良かったところ・デメリットを紹介しました。
LightroomやPhotoshopと比べても遜色のない高い機能性と、オールインワンのツール操作性が非常に便利なRAW現像ソフトになっています。何より買い切りの価格形態が嬉しいですよね。
長く使うRAW現像ソフトだからこそ、ツールはコスパで選びたいもの。ぜひみなさんもこの機会に「Luminar Neo」を使ってみてくださいね。

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