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3,300万画素・4K60p撮影に対応など、大幅に撮影性能が向上したSONY α7IV(ILCE-7M4)。また、CFexpressカードに対応したこともあり、改めてメモリーカードを新調を検討されている方は多いかと思います。

実際に僕もα7IIIからα7IVに乗り換えたのですが、以前から使用していた一部のSDカードは特定の動画撮影では使用できなかったため新調しました。
そこでこの記事では、SONY α7IVの撮影用途別に必要となるメモリーカード(SDカード|CFexpressカード)を紹介したいと思います。
特に動画を撮影する方はスペック不足で撮影ができない場合があるため、ぜひ今回紹介する内容を参考に必要なメモリーカードをチェックしてみてください。

比較項目 | 動画を撮らない方向け | 動画を撮る方向け | (さらに)動画編集効率を 上げたい方向け |
---|---|---|---|
おすすめ メモリーカード | ![]() Trancend SDカード | ![]() Prograde SDカード | ![]() Prograde CFexpressカード |
スペック | SD UHS-Ⅰ Class10 V30 256GB | SD UHS-II Class10 V60 256GB | CFexpressカード 160GB |
最大書込み速度 | 90MB/秒 | 130MB/秒 | 700MB/秒 |
価格相場 | 4千円程度 | 2.5万円程度 | 3.8万円程度 |
撮影できる動画設定 | 4K 30pまで | 4K 60pまで | ALL-I 4K 60pまで |
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メモリーカードの他にも、SONY α7Ⅳを手に入れたら用意したい周辺アクセサリー類を記事にまとめました。僕がこれまでたくさんの失敗を経て選び抜いたアイテムを紹介していますので、こちらも併せてチェックしてみてください。
結論:SONY α7Ⅳにおすすめのメモリーカードスペック(SDカード|CFexpress)

繰り返しになりますが「SONY α7IV(ILCE-7M4)」では、従来のα7シリーズ機種と比べても撮影性能が飛躍的に向上していることから、書き込み速度・読み出し速度にはこだわったメモリーカードを選ぶことが重要です。
写真を連写した後に硬直時間が長くなる・ハイビットレートの動画撮影ができない・データの取り込みに時間がかかるといった影響が発生します。
ただし、オーバースペックのメモリーカードを購入してもコストが膨らんでしまうため、用途に応じた適正なメモリーカードを選びましょう。ここでは簡単に3つの使い方ごとにおすすめのスペックをまとめてみました。
比較項目 | 動画を撮らない方向け | 動画を撮る方向け | (さらに)動画編集効率を 上げたい方向け |
---|---|---|---|
おすすめ メモリーカード | ![]() Trancend SDカード | ![]() Prograde SDカード | ![]() Prograde CFexpressカード |
スペック | SD UHS-Ⅰ Class10 V30 256GB | SD UHS-II Class10 V60 256GB | CFexpressカード 160GB |
最大書込み速度 | 90MB/秒 | 130MB/秒 | 700MB/秒 |
価格相場 | 4千円程度 | 2.5万円程度 | 3.8万円程度 |
撮影できる動画設定 | 4K 30pまで | 4K 60pまで | ALL-I 4K 60pまで |

最低限の撮影をこなすためには一定スペック以上のSDカードが必須、CFexpressカードはより効率を上げて撮影したい場合に必要になります!
SONY α7ⅣにおすすめなSDカード

SONY α7IVでは「CFexpressカード」に対応しましたが、高速連写の多用・動画編集効率を特に気にしない方であれば、SDカードのみの運用で問題ありません。
とはいえ、安ければいいだろうではなく、書き込み速度・読み出し速度をチェックしながらSDカードを選びましょう。
写真撮影に必要なSDカードのスペック

写真撮影のみの用途に関しては、実はそこまで高いスペックのメモリーカードは不要。最低限、UHS-Ⅰ & Class10に対応したSDカードを選んでおけばOKです。
UHS?Class?など、聞き慣れないキーワードかもしれませんが、これはSDカードの転送速度を示すスペックで、概ね100MB/秒の転送速度が出せると覚えてもらえれば大丈夫です。

100MB/秒あれば、1GBのデータも10秒でPCに取り込めるので、実作業上もストレスなく使えると思います。
SDカード規格 | 最高転送速度 | 最低保証速度 |
---|---|---|
UHS-Ⅱ | 312MB/秒 | ー |
UHS-Ⅰ | 104MB/秒 | ー |
Class10 | ー | 最低10MB/秒 |
また、データ容量は256GBがおすすめです。α7IVで撮影したRAWデータ(非圧縮)は1枚あたり75MB程度。256GBあれば約3,000枚を撮り溜めることができます。

容量が大きければ、PCに取り込んだ後に毎度フォーマットする手間が省けるので便利ですよ。
写真撮影におすすめのSDカード
UHS-I Class10に対応する中でのおすすめはTranscendのSDカード。巷にはもっと安いSDカードもありますが、品質や保証面を総合的に踏まえる、信頼のあるメーカーから発売されているものを選ぶのが無難です。
たまに売り切れしている場合があるため、その際は併せて品質面で信頼性のあるSandiscのSDカードも検討してみてください。
Transendは半導体メモリーを中心に世界的なシェアを誇るメーカーの一つ。BCN AWARDと呼ばれる日本で1年間で最も売れたメーカーに送られる賞を過去に何度も受賞しているほど、日本での販売実績のあるメモリーカードメーカーです。


動画撮影に必要なメモリーカードのスペック

動画撮影においてもCFexpressカードは必須ではなく、基本的にはSDカード運用で問題ありません。ただし、ビデオスピードクラスV60以上のスペックは満たすようにしましょう。
ビデオスピードクラスがV60未満の場合、4Kスローモーション動画が撮影ができません


現時点であまり動画撮影をされない方でも、将来を見越してV60以上のSDカードを1枚以上持っておくのが無難な選択肢になるかと思います。
記録方式 | 必要スペック | (参考)所要ビットレート |
---|---|---|
XAVC S HD | CFexpress Type A SDHC、SDXCカード(U3以上) | 100Mbps |
XAVC S 4K | CFexpress Type A SDXCカード(V60以上) | 280Mbps |
XAVC HS 4K | CFexpress Type A SDXCカード(V60以上) | 280Mbps |
おすすめの容量は256GB。動画撮影は写真以上に容量を消耗するスピードが速いため、これもある程度大きめのサイズを選んでおくとよいですよ。
動画撮影におすすめのSDカード
品質・保証面を総合的に踏まえるとProGradeのSDカードが非常におすすめ。3年間のメーカー保証付きで、サポート面でも手厚くコスパの高いSDカードです。
Progradeは旧来からプロ向けのメモリーカードを生産していたメーカー(Lexar社)の派生ブランド。家電量販店にはあまり流通していないものの、Amazonなどのオンライン販売に注力し、コスパ最強のメモリーカードメーカーとしてカメラ界隈では知らない人の方が少ないほどの人気メーカーです。



おすすめSDカードの紹介はここまでとして、以降ではCFexpressカードのメリットを紹介していきます。
SONY α7ⅣにおすすめなCFexpressカード

「CFexpressカード」はSONY α7IVが対応する中で最も高速な読み書きに対応したメモリーカード。そのため、スポーツや野鳥撮影で1,000枚単位で大量に連写する方や、動画編集を軽くするためにXAVC S-I(オールントラ)方式で撮影する方にとてはメリットがあります。
CFexpressカードのメリット
- 写真連写後のバッファ解消時間が短縮:シャッターチャンスを逃しにくくなる
- 高負荷な動画記録方式で撮影できる(4K:ALL-I方式):動画編集がサクサクになる
- 撮影した写真・動画データをPCに取り込むスピードが速くなる
従来の記録方式よりも、動画編集時のPC負荷を軽くできる撮影方法。一方で、データサイズが大きく、メモリーカードに高い負荷がかかる。60p&ALL-I撮影をするには、CFexpressカードが必要になります。
フラッグシップ機からミドルまで対応機種は年々増えていることを踏まえると、数年後にはスタンダードなメモリーカードになると思います。1枚2〜3万円と高価なカードですが、先行投資的に持っておくのもひとつの選択肢でしょう。
おすすめのCFexpressカード(TypeA)
コスパ重視の方におすすめなのが、PERGEARのCFexpressカード。PergearのCFexpressカードは僕自身も使用しているもので、260GBとカードリーダーが付属して2万円台に収まるハイコスパのメモリーカードです。
実際の使用感はこちらのレビュー記事で紹介しています。2023年6月に業界初参入ということで歴史の浅いメーカーではあるものの、純正とも甲乙つけづらい性能を発揮してくれています。

メモリーカードには長期的な信頼性もしっかり求めたいという方はProgradeのCFexpressカードがおすすめ。
SONY純正のCFexpressカードより1万円以上安い上に、Amazonタイムセール中はさらに15~20%の割引が適用されることがあり、実質3万円以下で購入できる場合もある、こちらもハイコスパなカードです。

ProgradeはLexarから派生した独自ブランドで、確かな技術力と歴史を持つ信頼できるメーカーです!

なおProGradeは、カードリーダーが別売りとなるため購入時には注意してください。

まとめ:用途にあったメモリーカードを用意して快適なカメラライフを

今回は、SONY α7Ⅳにおすすめなメモリーカード(SDカード・CFexpressカード)について紹介しました。
α7IVでは特に動画に関して一定のスペックを満たさないと撮影ができない仕様になっていますので、ぜひスペック・用途と照らし合わせながら最適なメモリーカードをゲットしてみてくださいね。
比較項目 | 動画を撮らない方向け | 動画を撮る方向け | (さらに)動画編集効率を 上げたい方向け |
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おすすめ メモリーカード | ![]() Trancend SDカード | ![]() Prograde SDカード | ![]() Prograde CFexpressカード |
スペック | SD UHS-Ⅰ Class10 V30 256GB | SD UHS-II Class10 V60 256GB | CFexpressカード 160GB |
最大書込み速度 | 90MB/秒 | 130MB/秒 | 700MB/秒 |
価格相場 | 4千円程度 | 2.5万円程度 | 3.8万円程度 |
撮影できる動画設定 | 4K 30pまで | 4K 60pまで | ALL-I 4K 60pまで |
あわせて読みたい
SDカード以外にもSONY α7IVに必要なアイテムを以下にまとめていますので、ぜひ買い忘れが無いよう活用してみてくださいね。
その他にも僕がこれまで200万円以上投資して感じた「SONY Eマウントのコスパ最高レンズ」もまとめています。レンズ選びに悩んでいる方はこちらも参考にしてください。

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