【購入レビュー】FE 24-105mm F4 G OSS|こんな合理的なレンズは他にない。Eマウントの隠れ名玉(作例多数)

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レンズ選びをお楽しみ中のみなさんこんにちは!フォトグラファーのはろ@haroharo72)です。

レンズ交換が限られる旅先のシーンや、事前の撮影イメージが湧かない時など、とりあえず万能に使えるレンズを持っていきたいと感じることって結構ありますよね。

そんな時に便利なのが、今回紹介する「FE 24-105mm F4G OSS(SEL24105G)」。2017年に発売されて以降、いまだに売れ筋TOP10入りし続けるほどに支持を集めるSONYの名レンズです。

はろ
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僕もこれまで単焦点・ズームレンズをたくさん使ってきましたが、めぐりめぐってこのレンズを今1番使っています!

このレンズの魅力はなんといっても幅広い汎用性。写真・動画両方を手軽かつハイクオリティかつ万能に撮れるため、撮れ高が非常に高く、僕の中では迷ったらこのレンズを使う位にお気に入りのレンズです。

実際の使用感まとめ

  • 24〜105mmまでのズームレンジはほとんどの撮影シーンに対応できる
  • ズームレンズの常識を覆すほどの描写の高さに大満足
  • レンズ内手ぶれ補正はEマウントレンズの中でもトップの効きは素晴らしい
  • 望遠端でも寄れる利便性の良さ。歪みのない物撮りができる
  • 欠点:レンズが比較的重い・ズームリングの駆動が重め

価格は中古でも10万円を超えるため少し手を伸ばしづらいのですが、僕的には買ってよかったレンズNo.1の1本ですので、ぜひ興味がある方は最後までチェックしてみて下さい

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サードパーティを含めて、20本以上のEマウントレンズを使ってたどり着いた、コスパ最高のSONY Eマウントレンズを焦点距離ごとにまとめました。巷でも神レンズと呼ばれる単焦点・ズームレンズです。お気に入りの一本を見極める参考にしてみてください。

この記事の著者

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はろ

月間8万PVのカメラ系ブログを運営。子供撮影の趣味が高じ、副業カメラマンとしても活動しています。ご質問はコメント欄・お問合せ・DM等でお気軽にどうぞ。

FE 24-105mm F4G OSS(SEL24105G)|スペックと外観

FE 24-105mm F4G OSS(SEL24105G)」は、一般的な標準ズームの広角端よりもさらに広い「24mm」から中望遠の「105mm」までをF4通しで使える高倍率ズームレンズです。

SONYの中では上から2番目のランクに属する「Gレンズ」であり、描写やレンズ機構にもこだわり抜かれた1本です。

レンズスペック

大きな特徴の1つが、レンズ内手ぶれ補正が付いている点。写真はもちろん動画でも非常に滑らかな撮影をすることができます

はろ
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僕が知る限り、Eマウントの手ブレ補正対応レンズの中で最も広角端に広く、動画での滑らかさはトップレベルに良いレンズですね。

レンズスペックFE 24-105mm F4G OSS
焦点距離24-105mm
開放F値F4
絞り羽根枚数9枚
レンズ構成14群17枚
フィルター径77mm
重さ663g
最大径 × 長さ83 × 113 mm
最短撮影距離0.38m
最大撮像倍率0.31倍
レンズ内手ぶれ補正あり
防塵防滴対応
FE 24-105mm F4 G OSSスペック

レンズの外観

105mmまでをカバーするレンズとあって大きさはそこそこ。

とはいえ、カメラボディに対して大きすぎることもなく、個人的にはフルサイズのズームレンズ相応の大きさだと感じます。

レンズの重さは「663グラム」とやや重め。持ってみるとややレンズ側に重心が来るように感じます。

右手一本で撮るのは少々難しいかと思います

全体的な質感は、Gレンズ・GMレンズに共通する少しツヤのある材質が使われています。ボディとの見た目の相性はやっぱりいいですね。

はろ
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使用頻度の高いレンズということで、多少外観がボロボロになっているところはご容赦ください

リングの回転は非常に滑らかで気持ちいいです

側面にはファンクションボタンと、AF/MF切り替えスイッチ、手ぶれ補正ON/OFFスイッチが付いています。

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手ぶれ補正ON/OFFスイッチは結構便利ですね(三脚につけた時にすぐにOFFにできる)

同梱の花形フードを取り付けたものがこちら。レンズとの一体感があってかっこいいですよね。

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FE 24-105mm F4G OSS(SEL24105G)|実際に撮影した作例

ここからは実際に僕が撮影した作例とともに、このレンズで撮れる画を一緒に見ていただければと思います。

はろ
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開放F4ですが望遠で撮ればボケ感も十分に大きく、またその形もすごく綺麗。そして、高い光学性能を感じられるクリアな写りをチェックしてみてください

写真作例(RAW現像後)

A7305627-1

24mm f4.0 1/320s ISO100

A7400433-28

70mm f4.0 1/200s ISO100

A7409694-25

105mm f4.0 1/800s ISO100

A7402272-41

105mm f4 1/125s ISO500

A7407025-15

86mm f5.6 1/125s ISO250

A7406790-10

65mm f4 1/160s ISO400

A7300588-37

89mm f4.0 1/250s ISO400

A7402043-33

51mm f4.0 1/160s ISO5000

A7306917-12

68mm f4.0 1/160s ISO400

A7403877-50

105mm f8.0 1/160s ISO100

A7403539-43

54mm f4.0 1/3200s ISO320

A7403535-1

24mm f4.0 1/3200s ISO320

A7407076-17

36mm f11 1/1600s ISO1600

A7407085-18

105mm f4.5 1/1600s ISO800

A7407119-22

26mm f4.0 1/80s ISO3200

A7407116-20

105mm f10 2s ISO100

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同じロケーションでも画角を変えることで全く違う表現ができるのが面白いところですね!

動画作例

動画にも非常に適したレンズで、特に手ぶれ補正の効き具合はSONYレンズの中でも最高峰のレベル。以下の作例動画を見ていただき、手ぶれ補正の効き具合をチェックしてみて下さい

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FE 24-105mm F4G OSS(SEL24105G)|レビュー(メリット面)

ここからは、僕が実際に「FE 24-105mm F4G OSS(SEL24105G)」を使って感じたメリットについて紹介していきたいと思います

はろ
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このレンズは出来ないことを数える方が早いくらいになんでも出来るので、まとめるのが難しいのですが、いくつかピックアップして紹介していきます!

写真にも動画にも使える幅広いズームレンジ

まず1つ目のメリットは幅広すぎるズームレンジ。同じ場所から撮っても見た目に大きな違いを生み出すことができます

広角端:24mm

A7403871-48

望遠端:105mm

A7403872-49
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標準〜中望遠の画角、動画でよく使われる広角側のレンジまで1本でカバーできるのは本当に使いやすいですね!

広角側はダイナミックな表現ができますし、一方で望遠側を使えば(開放F4でも)非常に大きなボケ感を得ることが出来ます。

(広角)パースを効かせたダイナミックな表現ができる

A7409512-23

(望遠)ボケを効かせた印象的な表現ができる

A7305635-2

また、SONY α7IVなど一部の機種では、4K/60p撮影など一部の記録設定で画角がクロップされることがありますが、それを踏まえても動画ではちょうど良い画角で撮ることが出来ますよ。

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APS-Cクロップも併用すれば、実質的に焦点距離は24-158mmと汎用性の塊に化けるので、画角の不足を感じることがほぼないかと思います。

SONY最高峰のレンズ内手ぶれ補正

次に紹介するメリットは、超強力なレンズ内手ぶれ補正

僕自身もいろんなレンズをこれまで試してきましたが、このレンズ以上の手ぶれ補正効果を得られる純正レンズは他に無いと言っても過言では無いレベルで効きます。

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結構ラフに歩きながら手持ち撮影していても、iPhoneで撮ったようにヌルヌルとした滑らかな映像を簡単に撮ることが出来ます。

じっくり自分の時間を使えない時こそズームレンズを持ち出しがち。そんな忙しい撮影時にもハイクオリティな動画を撮ることが出来るのは、このレンズならではのメリットですね。

はろ
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元々は中望遠の手ぶれ軽減のために搭載された手ぶれ補正だと思いますが、動画撮影でこそ真価を発揮しているように思えます!

ズームレンズの常識を覆す写りの良さ

FE 24-105mm F4G OSS」は、癖が少ない写りをするレンズで、色収差・逆光への耐性が優秀。またボケの形も円形に近くて素直な写りをします。

玉ボケは円形に近い綺麗な形状

A7305643-5

前ボケも滑らかで癖が少ない

A7305639-4

逆光耐性も強くゴースト・フレアは最小限

A7403607-46

解像感やコントラストも高く、単焦点レンズと比較しても引けを取らない程に高いレベルのレンズですね。

絞り開放でも十分な解像感

A7407107-19

高コントラストでクリアな印象になりやすい

A7401859-32
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利便性と描写が両立されているレンズだからこそ、僕はこのレンズをよく持ち運んでいます!

望遠側で寄れることで歪みが少なくピシッとした商品撮影ができる

FE 24-105mm F4G OSS(SEL24105G)」の特徴のひとつが望遠側で寄れること。これによって商品撮影をする際に、歪みを抑えたきれいな撮影をすることができます。

歪みが少なくスッキリ見せることができます
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広角側はどうしても歪みが出てしまうので、僕個人としては望遠で寄れるのはすごく大きなメリットだと感じじています。


広角側も最大撮像倍率は0.31倍。その際には38cmまで寄って撮れるので、座りながら気軽に撮影することもできますよ。

A7409703-26

爆速オートフォーカス

最後にオートフォーカスですが、これはもうGレンズと言うことで疑う余地もなく爆速です。モーター音も非常に静か。

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広角側から望遠までバチン!とフォーカスが合うので、AF関連で困ることは無いと思います!

以上が「FE 24-105mm F4G OSS(SEL24105G)」のメリット面でした。

スペックだけを見ると器用貧乏?のような印象を感じますが、実は写真・動画共に使い勝手が良く、描写も優れた総合力が非常に高いレンズとなっています。

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FE 24-105mm F4G OSS(SEL24105G)|レビュー(デメリット・欠点)

ここまでべた褒めしてきた「FE 24-105mm F4G OSS(SEL24105G)」ですが、デメリット・欠点面についても触れていきたいと思います。

個人的には特徴のひとつとして捉えていますが、人によってはデメリットと感じるかもということで紹介していきます。

レンズ自体がやや重く大きい

欠点になり得る特徴のひとつは多少レンズが大きくて重いこと。これが一番気になる人が多いのではないでしょうか。

最近のEマウントレンズは軽量重視で、GMレンズでも重くて500g台。600g台中盤の「FE 24-105mm F4G OSS」はズッシリ感があります。

とは言え、交換レンズの必要性がほぼないレンズですので、1本のみ持ち出すとすれば個人的には全然許容範囲ですね。

一方で、動き回りながらの撮影や荷物が多い時には軽量のレンズが欲しくなるかと思います。僕は子供と一緒に「動き回りながら撮影」する時は超小型単焦点のFE 40mm F2.5G / FE 55mm F1.8 ZAを持ち出しています。

フィルター径77mmのためNDフィルターが別途必要になるかも

もう一つデメリットとなり得るかもと思うのかフィルター口径

このレンズはEマウントでは比較的大きめの77mmのフィルターに対応するため、お持ちのレンズによっては別途フィルターを用意する必要があるかもしれません

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フィルター径が大きくなるほど価格が高くなるので、出費が膨らむところがデメリットとなり得るかなと思います。

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以上、デメリット面をお伝えさせていただきましたが、デメリット以上にメリット(利便性・撮れ高)が大きいと僕は思っています。

ぜひ皆さんもメリデメトータルで考えてみていただければと思います。

FE 24-105mm F4G OSS(SEL24105G)がおすすめな人

最後に「FE 24-105mm F4G OSS(SEL24105G)」がオススメな人について触れていきたいと思います。ぜひ購入時の参考にしてください。

はろ
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かなり汎用性の高いレンズなっていますので、いろんな用途に使えると言うところも含めての紹介です。

ポートレート・子供撮影

ボケ・クリアな写りは非常に綺麗でポートレートにピッタリです。

開放F4のためボケの大きさが気になる方もいるかもしれませんが、望遠側(105mm)で撮れば十分に大きなボケを出すことができます。

A7402263-40
A7306917-12
はろ
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手ぶれ補正もよく効くので望遠時のミスショットも最小限に抑えることができますよ

画角が広いためお子さんの撮影にも頻度高く活躍するレンズで、日々の成長記録からお遊戯会など、これ1本持っていけば写真でも動画でも何でも撮りこなすことができます。

A7404895-51

物撮り・商品撮影

また、YouTube・ブログなどで商品撮影をされる方にもすごくオススメのレンズです。

僕も家の中で商品撮影することが多いのですが、24〜105mmで撮れるのは画角の調整がすごく楽で、三脚や俯瞰アームの位置を調整せずに微調整を簡単に済ませることができます。

また先ほどメリット面で紹介したように望遠で寄れるのは非常に大きなメリットで、サムネイル作成でもピシッと収まりの良い写真を撮ることができます。

【Tamron 17-70mm F2.8|作例レビュー】世界初のF2.8通し便利ズームレンズ|Eマウント・Xマウント対応
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僕の場合、物撮りは基本的にこれ1本で撮っています。商品撮影では基本的にF値を絞るため大口径なズームレンズは不要。合理的でベストなチョイスになるかと思います。

動画と写真のハイブリッドで撮る方

また、動画も撮れば写真も撮りたいと言う方には、このレンズは超オススメです。

広角で手ぶれ補正を効かせた撮影はラフに撮っても滑らかでダイナミックな表現になりますし、一方で望遠側にズームすればボケを生かしたインパクトのある印象を与えることができます。

はろ
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広角と望遠の両方で撮れて、レンズ内手ブレ補正が効くこのレンズのみ。一択です!

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動画と写真をハイブリットで撮影したい方は、動画と写真の設定を独立で切り替えられるSONY α7IV」がオススメです。

アクティブ手ぶれ補正も非常に強力、4Kスロー撮影もできるので興味がある方はぜひチェックしてみてください。

まとめ:汎用性が高すぎて逆に魅力が伝わりづらい隠れ名玉レンズ

今回は、ソニーの便利ズームに位置する「FE 24-105mm F4G OSS(SEL24105G)」をレビューさせていただきました。

スペックだけを見ると器用貧乏なようにも見えるのですが、実際に使ってみるとクオリティーと利便性の両面をしっかりと考えられた素晴らしレンズだと感じます。

実際の使用感まとめ

  • 24〜105mmまでのズームレンジはほとんどの撮影シーンに対応できる
  • ズームレンズの常識を覆すほどの描写の高さに大満足
  • レンズ内手ぶれ補正はEマウントレンズの中でもトップの効きは素晴らしい
  • 望遠端でも寄れる利便性の良さ。歪みのない物撮りができる
  • 欠点:レンズが比較的重い・ズームリングの駆動が重め
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このレンズを手にしてからは単焦点レンズ持ち出し機会がかなり減ってしまった位にお気に入りです!

価格としては決して安くは無いのですが、他レンズに目移りしづらくなることを踏まえれば、長期的にはコストメリットがあるレンズです。

ぜひ今回の記事を参考にして頂き、気になる方はゲットしてみてはいかがでしょうか。

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当ブログでは、SONY機材を中心に各種レビューを行っています。以下の記事では、巷で神レンズと呼ばれるSONY Eマウントの単焦点・ズームレンズを紹介しています。お気に入りの一本を見極める参考にしてみてください

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