【初心者必見】35mm換算・フルサイズ換算の計算方法を図解で解説

【初心者向け図解解説】フルサイズ換算の必要性・計算方法を解説|35mm換算とは

カメラの世界に足を踏み出すと、必ず耳にするのが「35mm換算(フルサイズ換算)

実はカメラはセンサーの大きさによって写る範囲が違うため、カメラの規格によらず同じ尺度で写る広さを示すために用いられています

はろはろ
はろはろ

このレンズは90度の範囲まで写ります〜といったように、画角を定量化する指標です!

何やら取っ付きづらい用語ですが、「35mm換算(フルサイズ換算)」というキーワードは、レンズのスペック表などにも用いられるため、将来的にはどこかで理解しなければ行けない時が来ます

店頭やレンズのカタログ表示では、必ずと言っていいほど目にします

そこでこの記事では「35mm換算(フルサイズ換算)」という言葉を全く聞きなれない方を対象に、わかりやすく「35mm換算をする必要性や具体的な変換方法」紹介します

このような方のお悩みに応えます
  • 35mm換算(フルサイズ換算)のやり方がわからない
  • 35mm換算をする理由がわからない
  • 35mm換算をわかりやすく理解したい

この記事の結論

35mm換算(フルサイズ換算)は原理は複雑ですが、計算方法はすごくシンプル。お使いのカメラのセンサーサイズに応じて以下の通りに焦点距離を掛け算するだけです

\ フルサイズ換算の一覧表/

センサーサイズフルサイズ換算後の焦点距離
フルサイズ補正なし
(50mmなら50mmのまま)
APS-C
(Canon以外)
1.5倍に補正
(50mmなら75mm)
APS-C
(Canon)
1.6倍に補正
(50mmなら80mm)
マイクロフォーサーズ2倍に補正
(50mmなら100mm)
焦点距離は写せる範囲の広さを示しています

以降では原理を含めて理解できるように図解を交えて紹介していきます。特にこれから新しくレンズを買おうと考えている人にむけて、自分が欲しかったレンズとは違うものを買うことにならないためにも、35mm換算(フルサイズ換算)を理解する助けになれば幸いです

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35mm換算・フルサイズ換算をする理由

35mm換算のやり方をすぐに確認したい方は、こちらからジャンプできます

35mm換算(フルサイズ換算)のやり方を解説する前に、なぜ「35mm換算・フルサイズ換算が必要なのかについて簡単に解説します

はろ
はろ

結論ファーストで記載すると以下のようになります

35mm換算(フルサイズ換算)をする理由
  • 目的:カメラの規格によらず同じ尺度で写る広さを示すため
  • 対象:APS-C・マイクロフォーサーズのレンズ
    (フルサイズ基準に変換する)

以下の表で、お使いのカメラ機種(シリーズ)に該当するセンサーサイズが確認できます

センサーサイズCanonNikonSonyFUJIFILMPanasonicOLYMPUS
フルサイズEOS Rシリーズ
EOS Dシリーズ
Z一桁シリーズ
(Z7など)
Dシリーズ FX
(D600/700/800番台など)
α1・α7・α9
シリーズ
DC-Sシリーズ
APS-CEOS Kiss Mシリーズ
EOS Mシリーズ
EOS Kiss Xシリーズ
Z二桁シリーズ
Dシリーズ DX
(D四桁シリーズ全般など)
α6000シリーズ
(6400・α6600など)
Xシリーズ全般
(X-T4など)
マイクロフォーサーズDC-Gシリーズ
DMC-Gシリーズ
全機種
はろ
はろ

センサーサイズの一つであるフルサイズ(35mm)規格の撮影範囲で表すとこのくらいの広さが写るよ。といった指標です

なぜセンサーサイズが違うと写る範囲が変わるのか?

サイズが大きいセンサーの方が受光できる面積が広いため、物理的に同じレンズを使った場合でも大きなセンサーサイズの方が広い範囲を記録することができます

\ 黄色い部分が写せる範囲を示しています /

35mm換算・フルサイズ換算をする理由

レンズには、それぞれ焦点距離に応じて写せる範囲が決まっています(下図の青枠:イメージサークルと呼ばれます)

そして、カメラはレンズを通して受けた光を記録するもので、イメージサークルの範囲からセンサーサイズの大きさ部の部分だけの光を切り取るイメージとなります

35mm換算・フルサイズ換算の仕組み
センサーサイズによって画角が変わる仕組み

この際に、大きなセンサーは広い範囲・小さなセンサーは狭い範囲を記録(撮影)することになります

そのため、センサーサイズの大きなフルサイズカメラは、同じレンズを使っても広い範囲が写ると言うことになります

センサーサイズのイメージ
センサーサイズのイメージ
はろ
はろ

これが、同じレンズを使っていても異なる画角となる理由です


とはいえ、このように同じレンズを使っても写る範囲がバラバラでは、レンズを選ぶ際にどの範囲まで写すことができるのかを把握するのが難しいですよね

そこで、レンズを選びの際にセンサーサイズを気にせずに写る範囲を一律の尺度で表現するために「35mm換算・フルサイズ換算」が使われます

はろ
はろ

センサーサイズが違っても同じ尺度で写る広さを示すことができるので、僕たちユーザーとしてもわかりやすいですよね!

換算の基準はフルサイズ(35mm)センサー

一律の基準で写る範囲を作ったところで、次に決めなければいけないのが「どのセンサーを基準に換算をするのか」と言うところです

そして結論としては名前を見ての通り、ここはフルサイズ(35mm)センサーが基準になります

35mm換算・フルサイズ換算
はろ
はろ

フルサイズカメラが基準となるため、フルサイズ以外のセンサーは換算が必要になるということですね

具体的な方法は次の章で紹介しますが、フルサイズ換算(35mm換算)を行うことで、一律の基準で写る広さを表すことができるようになります

35mm換算・フルサイズ換算のやり方

35mm換算(フルサイズ換算)の必要性について学んだところで、次に具体的な変換の方法を確認してみましょう

はろ
はろ

やることはすごくシンプルで、お使いのカメラのセンサーサイズに応じて以下の通りに焦点距離を掛け算するだけです

\ フルサイズ換算の一覧表/

センサーサイズフルサイズ換算後の焦点距離
フルサイズ補正なし
(50mmなら50mmのまま)
APS-C
(Canon以外)
1.5倍に補正
(50mmなら75mm)
APS-C
(Canon)
1.6倍に補正
(50mmなら80mm)
マイクロフォーサーズ2倍に補正
(50mmなら100mm)
焦点距離は写せる範囲の広さを示しています
はろ
はろ

CanonのAPS-Cは他メーカーと計算が異なるので注意が必要です!

なお、ここで言う「焦点距離」がレンズで写せる範囲を示していて、焦点距離の数字が大きければより望遠気味に、小さければより広角気味な写りをするという意味合いになります

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「35mm換算(フルサイズ換算)」と併せて理解しておきたい「焦点距離」について、以下の記事で紹介しています。本記事の内容をよりスムーズに理解いただくためにも事前にチェックされることをオススメします

(ちなみに)35mm換算・フルサイズ換算の補正値はどこからくるの?

先ほど紹介した通り、APS-Cやマイクロフォーサーズのカメラでは、フルサイズ換算時に焦点距離を1.5〜2倍で補正する必要があるとお伝えしました。ただ、この補正値はどこからくるのかが気になりますよね

はろ
はろ

結論から言うと、APS-Cやマイクロフォーサーズでは狭い範囲に切り取られるため、以下のように調整した値が補正値となります

補正値 = フルサイズで同じ画角を実現するために必要な焦点距離

イメージで理解しましょう

\ りんごが写る範囲に注目! /

焦点距離を長く(望遠寄り)にすれば写る範囲は狭くなります

そして、APS-Cやマイクロフォーサーズと同じ画角にするためには、先ほど紹介した1.5〜2倍の焦点距離補正が必要となります

はろ
はろ

原理を覚えておくと記憶に残りやすいかと思います!

35mm換算・フルサイズ換算をして写る範囲の感覚を掴もう

そして、換算後の焦点距離を用れば「これは広角レンズ、これは望遠レンズ、これは標準レンズ」といった具合で、写る広さを一般化することができます

標準域
肉眼で見える範囲を標準域を呼び、そこを基準に広角・望遠といったジャンルに振り分けられます

なお、画角域とフルサイズ換算後の焦点距離の関係は以下の通りです

 

画角域フルサイズ換算後の焦点距離
超広角域~20mm
広角域~30mm
標準域35~65mm
中望遠域70mm~
望遠域200mm〜
明確な基準は無いため、一般論としての傾向を記載
はろ
はろ

明確な基準は無いものの、一般論として上記のような傾向があります。慣れると焦点距離を聞いただけで、望遠なのか広角なのか、標準なのかがわかるようになりますよ

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標準レンズは目で見た範囲に近い画角ですが、広角レンズ・望遠レンズについてはどのような写りになるのか、あまり馴染みのない方もいらっしゃるかと思います

以下の記事では実例付きで広角・望遠レンズの写り方やメリット・デメリットについて解説していますので興味があればチェックしてみてください

まとめ:フルサイズ換算(35mm換算)を理解してレンズ選びを楽しもう

今回は、はじめての方にもわかりやすいように35mm換算・フルサイズ換算について解説させていただきました

焦点距離という言葉自体に慣れない方もいらっしゃるので、少し難しく聞こえたかもしれませんが、要は異なるカメラでも同じ基準で写る範囲を示す指標として使われるものになります

はろ
はろ

正直、このレンズは〇〜〇度までの範囲が写ります!と言ってくれた方がわかりやすいですよね・・・

 

フルサイズ換算(35mm換算)ができれば、将来的にレンズ選びをする際にどのような範囲まで写すことができるレンズのなのかを一目で判断できるようになりますので、ぜひみなさんもマスターしてみてくださいね

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僕のブログでは特にSONYのカメラやレンズを中心に、さまざまなカメラ機材のレビューを行っています

僕自身が実際に使ってみた正直な感想をベースにレビューを行っていますので、カメラ・レンズ選びに迷っている方はぜひ参考にしてくださいね

はろ
はろ

それでは次の記事でお会いしましょう!よいカメラライフを!

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