F値(絞り値)とは|ボケ・明るさの違い・シーン別F値を解説!|カメラ初心者向け

F値(絞り値)について解説

こんにちは。はろはろ(@haroharo72)です

 

カメラ初心者が知っておくべき写真のキホン知識を複数回にわたってお届けするシリーズ

今回は、F値について初心者でもわかりやすく体系的に解説します!

 

このような方におすすめの記事です

  • F値ってなんだか難しそう
    基本のキから説明します!
  • F値を変えることで写真がどのように変わるか気になる
    実際の撮影例付きで説明します!
  • F値をいくつにすればいいかよくわからない
    撮影シーンごとのおすすめ設定を紹介します!
はろはろ
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私も初心者の頃は難しい印象を持っていましたが、慣れれば簡単ですよ!

 

F値を変えるとボケの量が変わるため、非常に印象的な写真に仕上がります

 

また、F値を調節できるのがデジタル一眼カメラの最大の強みといっても過言ではないです

 

その他のカメラ初心者向けシリーズをまだご覧いただいていない方は、ぜひこちらもチェックしてみてください!

 

この記事の結論を先に紹介

 

今回の内容は「カメラと写真の仕組みを知る」上では非常に重要な内容です 

ただし、カメラ初心者にとっては若干小難しく感じられるかもしれません

 

そこでこの内容はこのような心持ちで読んでいただければと思います

  • まずは雰囲気を掴むところからで大丈夫です
  • 「これは自分でもできそうだな」と感じることで、自分で設定を変えて撮影するキッカケを掴むことが、写真上達において重要です

 

結論:設定のコツを3行で紹介

  • F値は、写真の「明るさ・ボケの大きさ」に影響する
  • 明るさは、「撮影モード次第では自動調節してくれる」のでいったん気にしなくてOK
  • 初めのころは「F値を一番小さくして、大きなボケ感を楽しむ」のがベター
はろはろ
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上記の結論を頭の片隅においてもらえると内容がより理解しやすくなると思います。それでは本編に戻ります

F値(絞り値)は光をどれだけ取り入れるかを示す値

 

まずはF値(絞り値)とは何か?について解説します

 

ここではたった2つのことを覚えていただければ大丈夫です

  • F値(絞り値)とは「レンズに取り込む光の量」を表す数字
  • F値(絞り値)が小さくなるほど「光をたくさん取り込むことができる」

 

レンズには光の量を調節する”絞り羽”というものがついていて、絞り羽の開き具合でF値(絞り値)が決まります

 

F値が「小さいほど大きく開く」ため、たくさんの光を取り入れることができます

はろはろ
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ちなみに、F値の”F”とは、focal(焦点)の頭文字です

写真の見た目はF値で大きく変わる!

 

F値(絞り値)を変えると、「明るさ(取り込む光の量)・ボケの大きさ」が変わります

 

ボケの量・明るさとF値の大小関係は、このようになります

  • ボケの量:F値が「小さいほど大きくボケる」また「大きいほどボケなくなる」
  • 明るさ:F値が「小さいほど明るくなる」また「大きいほど暗くなる」

 

はろはろ
はろはろ

以降にて、比較写真を交えて具体的に説明します!

 

F値を変えるとボケの量はどれだけ変わる?

 

F値は「小さいほど大きくボケる」また「大きいほどボケなくなる」特徴があります

 

ボケの変化を直感的に感じていただくために、異なるF値の写真を用意しました

左:F値が大きい(F8:ボケが小さい) / 右:F値が小さい(F1.8:ボケが大きい)

 

設定一つで背景や手前のボケ感が大きく変わっています

 

なんとなくボケの感じが変わることが伝わったと思いますが、これだけじゃ実戦ではなかなか使いづらいですよね

 

「じゃあ実際にF値はいくつに設定した方がいいのか」といった点を、初心者の方にもわかりやすいようまとめてみました

 

F値の考え方まとめ
  • 基本的には「F値はいちばん小さい値でOK
    • 大きくボケた写真を撮って、写真の楽しさにたくさん触れよう
  • ピントを全体に合わせたいときは、F8以上で撮影しよう
    • 背景だけではなく、被写体の一部がボケてしまうときはF値を大きくしよう

 

実はF値以外にもボケの量を変える要素もあります

実はボケの大きさはF値(絞り値)以外でも変わります。具体的な要素は下記の通り

 

  • F値(絞り値)
  • センサーサイズ
  • 被写体までの距離
  • 被写体から背景までの距離
  • レンズの焦点距離

 

それぞれの要素を変えたときの見た目の違いを詳しく説明しています。実際の写真付きでわかるのでぜひチェックしてみてください

>> 脱カメラ初心者|素敵なボケを作るたった4つの方法|スマホでもOK

大きなボケを作る方法 大きなボケを作る4つの方法|カメラ初心者向け・スマホでも出来る

 

場合によっては「F値を小さくしても思うほどボケないシーン」があると思います

はろはろ
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そんなときは、ぜひ距離感を意識して撮影してみましょう

 

F値を変えると明るさはどれだけ変わる?

 

F値は「小さいほど明るくなる」また「大きいほど暗くなる」特徴があります

はろはろ
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F値を変えることで光を取り込む量が変わるため、当然明るさも変わります

 

実際のところは、撮影モードをマニュアルモードにしない限りは、あまり意識することはありません

F値以外に明るさを変える設定(シャッター速度やISO感度)をカメラが自動で調整してくれるためです

 

「カメラの設定がよくわからないなぁ」という方は、こちらの記事をチェックしてみてください。各撮影モードの強み・弱みを詳しく解説しています

>> カメラの撮影モードの違いを解説します|カメラ初心者向け

カメラの撮影モードの違いを解説します|カメラ初心者向け

 

ここでは、具体的にどのくらい光の量が変わるのか?を定量的に解説します

 

カメラで設定できるF値は、光を取り込む量が2倍ずつ変わるように一定ののステップ幅で刻まれています

F値と明るさの関係
カメラの設定を変えると、もう少し細かい粒度にも変更できます)

 

明るさの量を意識するのは、主には「マニュアルモード撮影時」

マニュアルモードでは明るさは自分で決めるため、F値を調節すると明るさまで変わってしまいます

 

その際に、「どのくらいシャッター速度(あるいはISO感度)で調節したら良いのか?」を考える上で光を取り込む量の計算が必要になります

 

例えば、「F値:F4→F2」とした場合は明るさが2倍になるので、変更前と同じ明るさにするためには、「シャッター速度を2倍にする」といった使い方になります

F値調節に便利なAモードを使ってみよう

Aモード(絞り優先モード)

 

F値は「小さいほど明るくなる」また「大きいほど暗くなる」特徴があると説明しました

 

でも実際に、ボケの量を変えるたびに写真の明るさが変わってしまったらすごく使いづらいですよね

 

そんな時に便利なのが「絞り優先モード」

はろはろ
はろはろ

カメラメーカーによって「A・Av」モードと記載されています

 

これをつかえば、F値を変えても同じ明るさで撮影ができます

 

絞り優先モードの仕組みについて

絞り優先モードで設定するのは「明るさ(露出量)とF値だけ

 

その他の設定はカメラが自動的に調整して撮影してくれる素敵なモードです

絞り優先モードの設定イメージ
絞り優先モードの設定イメージ
はろはろ
はろはろ

とても便利なので、初心者の方にもおすすめの撮影モードです

 

絞り優先モードでは、シャッター速度に注意する

とても便利な絞り優先モードですが、1点だけ注意が必要です

それは、シャッタースピードが落ちすぎてしまうこと

 

暗い撮影シーンでは、光の量を稼ぐためにシャッタースピードが遅くなるため、手振れや被写体ブレが発生することがあります

はろはろ
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そんなときは「F値を小さくする・ISO感度を上げる」ことで明るさを確保しましょう

 

手振れ・被写体ブレするシャッター速度の目安については、こちらの記事で紹介しています

>> シャッタースピードとは|ブレを抑える設定をシーン別に解説

シャッター速度について解説 シャッタースピードとは|ブレを抑える設定をシーン別に解説!|カメラ初心者向け

シーン別おすすめF値を紹介します

 

先ほどは、初心者のころは「F値は一番小さい値で大丈夫」とお伝えしました

とはいえ、撮影シーンごとにおすすめのF値があれば知っておきたいですよね

 

そこでここでは、私が実際に取り入れている「撮影シーン別おすすめのF値」を紹介します

はろはろ
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わかりやすく説明するため、F値の範囲ごとで紹介しますね

 

F2.8以下の撮影シーン

非常に明るく・大きなボケ感を演出できるF2.8以下は、被写体を際立てたり、暗い撮影シーンに強いです

はろはろ
はろはろ

とはいえ、最小F値が小さいレンズはお高いです

 

主な撮影シーン
  • 大きなボケで「被写体を強調したい」とき
  • 暗い場所で手持ち撮影するとき
  • 星空を撮影するとき

 

F2.8以下は、非常に大きなボケが出やすいことが特徴です

F1.8で撮影:背景をぼかして被写体を強調するためです
はろはろ
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大きなボケ感は、被写体を強調することができます

 

また、たくさんの光を取り込むことができるため、暗い場所での手持ち撮影・星空撮影で活用することが多いです

F2.8で撮影:暗いシーンでシャッタースピードを稼ぐためです

 

F4〜F5.6の撮影シーン

F4〜5.6は、しつこすぎないボケ感を演出することができます

 

主な撮影シーン
  • ある程度「背景の情報を残したい」とき

 

F2.8以下は、背景がボケすぎてしまって情報が残らないことが多いため、ある程度は背景の情報を残したい場合は、F4~5.6あたりがちょうど良いかと思います

F5.6で撮影:被写体の紅葉を強調しつつ、背景の紅葉(緑色)のシルエットを残すためです
F5.6で撮影:背景の情報をほどよく残すためでです

F5.6〜F8の撮影シーン

F5.6~F8は、レンズの解像度をもっとも引き出すことができるF値です

はろはろ
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スイートスポットとも呼ばれています

 

主な撮影シーン
  • 解像度を重視したい被写体を撮影するとき(風景・建築物など)

 

レンズの解像感を最も引き出してくれるF値であるため、ボケよりも解像感を重視したい場合は、F5.6〜F8を使いましょう

F5.6で撮影:建物の解像感を重視するためです

F10以上の撮影シーン

F10以上を使用するシーンは多くはありませんが、どうしてもボケ感がいらない場合や光芒を出すテクニックとして用いられることがあります

 

主な撮影シーン
  • 全体的にピントを合わせたい場合(風景・集合写真)
  • 光芒(小さく強い光源から出る線)を演出したい場合

 

ちょっとわかりづらいかもしれませんが、下の写真の光源に着目すると太陽の周りにトゲトゲした線(光芒)が出ていると思います

F22で撮影:光芒を大きく出すためです

 

手前から奥までピントを合わせたい場合は、F値を大きく設定しましょう

F14で撮影:手前から奥までピントを合わせる

ただし、取り込める光の量が少なくなりがちなので、暗い撮影シーンではシャッタースピードが落ちすぎないようにご注意を

まとめ

今回はF値について紹介しました

  • F値(絞り値)とは「レンズに取り込む光の量」を表す数字
  • F値(絞り値)が小さくなるほど「光をたくさん取り込むことができる」

 

F値の特徴は「ボケの量・明るさ」が変わることでした

  • ボケの量:F値が「小さいほど大きくボケる」また「大きいほどボケなくなる」
  • 明るさ:F値が「小さいほど明るくなる」また「大きいほど暗くなる」

 

カメラ初心者のうちは、とりあえずF値はいちばん小さな値でOKです

F値の考え方まとめ
  • 基本的には「F値はいちばん小さい値でOK
    • 大きくボケた写真を撮って、写真の楽しさにたくさん触れよう
  • ピントを全体に合わせたいときは、F8以上で撮影しよう
    • 背景だけではなく、被写体の一部がボケてしまうときはF値を大きくしよう

 

ぜひAモード(絞り優先モード)を活用して、F値を自由自在に変えた写真を撮影してみましょう!

 

その他のカメラ初心者向けシリーズをまだご覧いただいていない方は、ぜひこちらもチェックしてみてください!

 

はろはろ
はろはろ

それでは、次の記事でお会いしましょう!よいカメラライフを!

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