普段から見ている可愛いらしいペットの様子。でもいざ写真に収めようとすると、そのままの可愛さを残せないことってありますよね

特にSNSでいつでも手軽に写真を発信できる時代なので、愛犬・愛猫の可愛い姿をたくさん残していきたいと考えている方は多いと思います
そこで今回は、ペット(特にワンちゃん)の可愛さを引き出す7つの撮り方を紹介したいと思います
ひとつ真似して撮るだけでも、愛犬の活き活きとした表情や、他の人とは一味違う個性的な写真が撮れるようになると思います
インスタなどのSNSで発信する際にも、表情が良い写真・個性的な写真は「いいね」につながりやすいため、ぜひ最後までチェックしてもらえれば幸いです
- 可愛いペットを上手に撮りたいけど、雑多な写真になりがち
- 活き活きとした表情の写真がどうしても撮れない
- インスタでいいねを集めやすい写真の撮り方が知りたい
なお、今回の記事作成にあたっては、わんこモデルのスーパーニートこてつ(neet_kotetsu)ちゃんに全面的な協力をいただき撮影させていただきました

とっても賢くて可愛いワンちゃんで、キュートな姿から面白写真までたくさんの写真を撮らせていただきました
スーパーニートこてつ:neet_kotetsu


インスタグラムでは、可愛いこてつちゃんの姿やペット入店OKのお店の紹介がされていますので、ぜひ覗いてみてくださいね
ペット(愛犬)を可愛く撮る方法7選
今回紹介するコツは以下の7つ。撮影時にちょっとした工夫を凝らせば簡単に真似できるものも多く含まれています
- 目線が下を向かないように撮る
- 背景の色や奥行きに気を遣う
- 前ボケ・後ろボケで立体感を出す
- 太陽光を使ってふんわりとした雰囲気で撮る
- LEDライトを使って光を作る
- 連写と高速シャッターで失敗を減らす
- 小物を使ってテーマを持たせる

それでは、以降でひとつずつ解説していきます
撮り方①:目線が下を向かないように撮る
ペット(愛犬)を可愛く撮る1つ目のコツは、目線が下に向かないように撮ること


ワンちゃんが俯いてしまっていて、なんだか暗い印象の写真になったことはありませんか?
俯いてしまうと悲しい表情になる一方で、逆に上を見上げる表情はとても可愛い表情になるので、おやつ・おもちゃで気を引いて目線を上げてもらえるように工夫をしてみましょう


上目遣いの際はキャッチライト(目の中の光)が入りやすいので、表情が明るく見えやすいです!
なお、撮影アングルと効果については以下の記事に詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください
【カメラアングル・ポジション】撮影で使いこなすコツと特徴を解説|一眼カメラの撮影方法
またこの際、できれば上からの俯瞰視点(人間の目線)からだけではなく、犬と同じ目線の高さからも撮影するとバリエーションが充実するのでおすすめです


構図を変えるだけで見た目が結構変わるので、インスタで複数枚投稿するネタがない…!とお困りの方はぜひ試してみてください!
撮り方②:背景の色や奥行きに気を遣う
2つ目のポイントは、背景の色や奥行きに気を遣うこと
これは可愛く撮影するためというよりかは、可愛く撮影できた写真をSNSでたくさんの人に見てもらうためのテクニックです


思わず手を止めてしまうような印象的な写真に仕上げるのが理想ですね
具体的には以下の2つのポイントを意識すると、より印象に残りやすい写真を撮ることができます
- 背景色:毛色と同系色の背景は避ける(被写体の存在感が薄れる)
- 奥行き:なるべく奥行きのある背景で撮影する(ボケ感を出す)
スマホ上で見えるSNSのサムネイルのサイズはすごく小さいので、そこに何が写っているのかがハッキリしない写真はなかなか見てもらえない傾向があります
そのためにも遠目から見ても何が写っているかが良くわかる写真を目指していきましょう

奥行き感がある方が背景ボケもより強調されます
撮り方③:前ボケ・後ろボケで立体感を出す
写真全体がごちゃごちゃして、雑多なイメージの写真になってしまうことってありますよね
そんな時に気をつけたいのが、前ボケ・後ろボケで立体感を出すこと
大きなボケ感のある写真は、写真全体の情報量をスッキリさせてくれるので、自然とワンちゃんの魅力を引き立てる写真になりやすいです

ボケ感を使って背景の情報を落としています
ボケ感を作るコツは以下の3つ。機材の選び方や使い方も含まれますが、特に1点目については機材は全く関係ないので実践しやすいかと思います
- ワンちゃんに近づいて撮影する・背景に奥行きを持たせる
- スマホなら、ポートレートモードで撮影する
- デジタル一眼カメラで撮影する
ボケを出す方法については以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてください
【なぜボケない?】一眼カメラ撮影でボケが出ない4つの理由と対策方法
また、最近のスマホはカメラの性能がどんどん良くなっていますが、やっぱり物理的にデジタル一眼カメラの方がボケ感や解像感は優れています
カメラの性能のためだけに数年で10万円程度出費をするくらいなら、デジタル一眼カメラを一台持っておく方がコスパが良い場合もありますよ

気になる方はぜひ以下の記事もチェックしてみてください
【予算10万円・ミラーレス一眼】カメラ初心者におすすめ6機種を紹介|2022年最新

撮り方④:太陽光を使ってふんわりとした雰囲気で撮る
犬の可愛い撮り方の4つ目のコツは、太陽光を使ってふんわりとした雰囲気で撮ること
写真において光はすごく重要な要素で、特に太陽の光は写真全体にふんわりとした優しい印象を与えてくれます


ぜひ室内撮影の際にも太陽光が入る場所を選んで撮影してみましょう
ただし、昼間の太陽・直射では光が強すぎて表情に暗い影ができてしまいがちなので、光を拡散してくれるレースカーテンの近くや朝や夕方の斜光のタイミングを狙うといい感じの写真に仕上がりやすいです

また、あえて逆光で撮ることで輪郭がキラキラした印象的な写真が作れますので、ぜひこちらも真似してみてください

逆光撮影のコツを詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください
【逆光とゴールデンアワー】幻想的な雰囲気を演出する3つのポイント|撮影のコツ紹介
撮り方⑤:LEDライトを使って光を作る
ペットを家の中で撮ることがほとんどない方は次の章へスキップしてください
リモート会議で自分の顔を見て、なんだか顔色が悪い印象を受けたことはありませんか?
実は室内灯は人間が思ったよりも暗い上に、室内灯特有の色被りが発生するため、どうしても顔色が悪く見えがちになってしまいます

顔が暗いと表情まで暗く見えてしまいますよね
そのため、ペットを撮影する際には、LEDライトを使って光を作るのがおすすめです
ただし、あまりにも眩しすぎる場合には、距離離す・壁や天井にバウンスして使う、ディフューザーを使うなどの工夫をしましょう

下の2つのモデルは実際に僕自身が使っているLEDライトで、明るい・サイズも小さい・比較的安いと3拍子がそろっているので非常におすすめです

本格的に撮影環境を整えていきたい方は、ぜひ検討してみてください!


撮り方⑥:連写と高速シャッターで失敗を減らす
犬の可愛い撮り方の6つ目のコツは、連写と高速シャッターで失敗を減らすこと
ペットは動きが速く、かつ人間のように動きを読めるわけでもないので、一瞬のチャンスを逃さない準備が大切です
- 連写モードを使う:まばたきや一瞬の表情を捉えるため
- シャッタースピードを上げる(1/200〜1/500):ペットのブレを抑えるため
そのため、基本的には連写を使って撮影しましょう。またスマホやカメラの設定ができる方は、シャッタースピードを1/200〜1/500に設定しておくと、被写体ブレを最小限に抑えることができます

この写真も一瞬のチャンスをとらえた一枚です

たくさんの失敗写真の中に一枚でも成功の写真があれば良いのです
なお、シャッタースピードとブレの関係について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください
【シャッタースピードとは】手振れ・被写体振れを抑える設定方法を紹介|シーン別おすすめ設定
撮り方⑦:小物を使ってテーマを持たせる
犬の可愛い撮り方の7つ目のコツは、小物を使って撮影テーマを持たせること
普段の可愛い様子を残していくのは素晴らしいことですが、それだけだとどうしても一辺倒な写真になりがちなので少しだけでも変化を取り入れるようにしましょう
具体的には以下のようなポイントを押さえておくと、マンネリ化を避けつつ、楽しく写真を残せると思います
- ペットが気に入っているおもちゃと一緒に撮影する
- 撮影場所や服装を変えて変化をつけてみる
- テーマを決めて、アイテムを揃えて撮影してみる
今回の撮影でもいろいろなテーマを持たせて小道具を用意することでバリエーション豊かな撮影を行いました
特に人間らしさを演出する小道具はインスタ映え間違いなしですので、ぜひみなさんもチャレンジしてみてください

幼稚園児になる「こてつ」

バーのマスターになる「こてつ」

確定申告に追われる「こてつ」

確定申告に追われて熱を出してしまった「こてつ」
どんな写真に仕上げるかはアイディア次第。難しいからこそ差別化がしやすいポイントですので、ぜひチャレンジしてみてください

ワンちゃん・猫ちゃんが疲れない程度に遊び感覚でやってみてくださいね
まとめ:出来そうなところから撮り方を真似してみよう
今回は「ペット(犬・猫)の可愛い撮り方」について7つのコツを紹介させていただきました
なかなかアイテムを揃えて撮影するのは気合いが必要かもしれませんが、目線を変えてみたり、太陽光をうまく使うといった点については割と簡単に再現できると思います

少しの工夫を凝らすだけでもいつもとは全然違う写真に仕上がりますので、ぜひ出来そうなところから真似していただければ嬉しいです
- 目線が下を向かないように撮る
- 背景の色や奥行きに気を遣う
- 前ボケ・後ろボケで立体感を出す
- 太陽光を使ってふんわりとした雰囲気で撮る
- LEDライトを使って光を作る
- 連写と高速シャッターで失敗を減らす
- 小物を使ってテーマを持たせる

それでは、次の記事でまたお会いしましょう。良いカメラライフを!