自宅で商品撮影をしていると雑多な背景が写り込んでしまい、商品写真自体にどこか素人感が出てしまうことってよくありますよね

特に最近は、フリマ用の商品撮影・ブログやYoutubeでの商品レビューを行う方が多いため、お悩みの方も多いかと思います
僕自身、普段は自宅でカメラ機材のレビューを行っていて、これまで背景整理アイテムはいろいろ試してきたものの、なかなかコレといった環境を作ることができず苦労していました

背景紙が折れてシワが取れなかったり、サイズが小さくアングルを多少変えるだけで背景が見切れてしまうなど、失敗も多く経験してきました
そんな中で辿り着いた物撮りアイテムが、今回紹介する「ピノスタジオ(PinoStudio)の背景シートセット」
デザインや質感はもちろん、自宅の狭いスペースでも運用しやすいコンパクトさと、背景が見切れる心配がない十分な大きさを兼ね揃えたすごく便利な背景シートセットです



幅が広い背景シートだからこそ、背景が見切れることなく綺麗に撮影できますよ
- リアルな質感とおしゃれなデザインで写真のクオリティがアップ
- 真横・真上から撮影しても背景が見切れない十分な大きさ
- 省スペースで設置できるため自宅スペースでも運用しやすい
- シワに強く汚れも拭き取れて繰り返し使える利便性
お値段は背景シートとボードで合計で1万円程度と決して安くはないものの、背景紙のようにすぐにヘタることもなく、また撮影に関わる作業効率を格段にアップさせてくれるため、時間対効果の観点では非常に優れたアイテムだと感じます

撮れる写真もすごくおしゃれで、僕のレビュー記事には欠かせない存在になっています!

自宅の一角でもプロっぽいおしゃれな商品撮影ができますので、手軽に商品撮影のクオリティを上げたいと考えている方にはぴったりなアイテムです

物撮り環境を整えたいと考えている方には、個人的には今一番おすすめなアイテムだと感じていますので、ぜひ最後までチェックしてみてください

ピノスタジオ背景シートセットの概要
「ピノスタジオの背景シートセット」は、「背景シート」と「背景シートを支える専用ボード」を組み合わせて使うタイプの撮影キットです(一部のサイズは専用ボード対象外)



一般的な背景紙と違い、縦方向に背景を加えられる点が背景シートの魅力の一つで、(真上からだけではなく)真横からの撮影でも背景が見切れないため、撮影のバリエーションを増やすことができます


撮影時にアングルの制約が少なくなるので、撮影効率が格段に良くなりますよ
また、組み立て・片付けの手順が非常に簡単で、かつコンパクトに設置・収納できるため、自宅で撮影を行う方にもぴったりな背景シートです

背景シートのデザインは全31種類
背景シートの肝となるデザインは、全部で31種類(柄11種類・単色20種類)と非常に豊富なラインナップになっています

特に柄のデザインはリアルな作りになっていて、被写体に応じて使い分けることで商品の魅力を最大限に引き立てることができると思います

黄色ハッチングが人気TOP3のデザイン
- 柄デザイン:コンクリート / 大理石 / 白無地 /漆喰 / 白レンガ / 白木目 / 濃木目 / 茶木目 / ストーンウォール / クラックストーン / アンティーク
- 単色デザイン:パステルピンク / パステルブルー / ネイビー / グレー など

対応サイズと価格表
サイズは、それぞれの柄・カラーに対して「Sサイズ」~「XLサイズ」まで4種類から選ぶことができます

僕自身はMサイズを使用していますが、自宅の大きさならMサイズで十分な大きさだと感じます
また価格については、サイズや背景ボードの対応有無によって異なりますので、以下にまとめています。Sサイズは背景ボードに非対応のため、自宅での使用の場合はM〜Lサイズがおすすめです
項目 | Sサイズ | Mサイズ | Lサイズ | XLサイズ |
大きさ (幅×長さ) | 65×65cm | 120×65cm | 120×90cm | 300×155cm |
撮影用途例 | 小物 | 雑貨・料理・ガジェット | カバン・花 (大きめの被写体) | アパレル・人物撮影 |
専用 背景ボード | 非対応 | 非対応 | ||
価格 | 2,900円 | 4,900円 +6,000円(専用ボード) | 6,900円 +6,000円(専用ボード) | 29,000円 |

MサイズとLサイズの違いは高さだけですので、被写体のサイズに応じて決めるのがおすすめです!

ピノスタジオ背景シートレビュー|導入して良いと感じた点
概要について簡単に紹介させていただいたところで、ここからは実際に「ピノスタジオの背景シートセット」を使ってみて良かったと感じたところについてピックアップして紹介します

僕はコンクリート柄・白無地柄(Mサイズ)を使っています!

特に使ってみてよかったと感じるポイントは以下の4点。以降ではひとつずつ紹介していきます
- リアルな質感とおしゃれなデザインで写真のクオリティがアップ
- 真横・真上から撮影しても背景が見切れない十分な大きさ
- 省スペースで設置できるため自宅スペースでも運用しやすい
- シワに強く汚れも拭き取れて繰り返し使える利便性

ここでは割愛しますが、デザインのバリエーションも大きな魅力です!
リアルな質感とおしゃれなデザインで写真のクオリティがアップ
「ピノスタジオの背景シートセット」の魅力のひとつが「背景シートのクオリティの高さ」で、特に柄付きのデザインはまるで本物のように錯覚するほどにリアルなデザインになっています


背景シートには厚み(1mm程度)がある素材が使われていて、紙のようにペラペラした安っぽい印象が出ないため、見た目の印象はかなり違ってくると感じます

ちなみに、この背景シートは一枚一枚職人の手で加工されています。元々は印刷工場だったこともあり、印刷技術と手作業によって高いクオリティを出しているとのことです

Amazonや楽天の商品レビューを見ても質感に対する評判は非常に高く、僕自身も使っていてとても満足できるクオリティだと感じます

真横・真上から撮影しても背景が見切れない十分な大きさ
使ってみて便利だと感じる2つ目は「背景の広さ」
撮影アングルを変えても背景が見切れることがないため、背景調整のために撮影アングルを試行錯誤する必要がない点が嬉しいポイントです

肘下くらいの長さのある望遠レンズでも背景をしっかり入れることができますよ!



これまで背景紙を使用していた際には、背景が見切れないようにレフ板を配置するなど試行錯誤を行っていましたが、どうしても影が均等にならず自分が満足できる写真を作ることに非常に苦労していました
一方で「ピノスタジオの背景シートセット」であれば、どの角度からでもしっかり背景を作ることができるため、非常に使い勝手が良いと感じます

時短効果を考えると本当に買ってよかったアイテムだと感じています!
省スペースで設置できるため自宅スペースでも運用しやすい
使ってみて便利だと感じる3つ目は、概要でもお伝えした通り収納時・設置時どちらについても非常にコンパクトに運用できるところです
収納時



設置時





セッティング作業自体も、背景ボードに背景シートを引っ掛けるだけとすごく簡単ですので、慣れれば30秒ほどでセッティングすることができます
設営時でも大きな場所を取らないため、僕の場合は固定のスペースに常設しておいて、いつでもすぐに撮影ができるようにしています

都度設営する必要がないので、多少ではありますが時短にはなっている気がします!

シワや汚れに強く繰り返し使える
使ってみてよかった感じる最後のポイントは「シートの丈夫さ」
背景シートには横断幕などに使用されている「ターポリン」と呼ばれる特殊な生地が使われていているため、長く繰り返し使えるようになっています
- 防水加工・汚れが簡単に拭き取れる
- 厚みがあるため、シワや癖ができいくい・裏が透けにくい
一例として「ピノスタジオの背景シート」は収納時に丸めて収納するため、一般的には癖がついてしまうところかと思いますが、実際に広げてみるとほとんど癖が残りません



仮に少しシワや癖が出てしまったとしても、ドライヤーを軽く当てるだけで簡単に元通りにできますよ
紙ベースの背景紙の場合、一度シワや汚れがついてしまうと元通りにすることが難しく、基本的には買い直しが必要です
一方で「ピノスタジオの背景シートセット」であれば、半永続的に使い続けることができるため、長期的に見ればコストパフォーマンスは非常に良いと感じます


以上、ここまでが使ってみてよかったと感じるポイントの紹介でした!
ピノスタジオ背景シートを購入する際の注意点
「ピノスタジオの背景シートセット」を使ってみてよかった点について一通り紹介させていただいたところで、お次は購入時の注意点についても紹介していきます

使用後のデメリットは全く感じていませんが、購入時には多少迷ったところがありましたので、みなさんにシェアさせていただければと思います
背景ボードはサイズ制限あり
背景ボードはMサイズ・Lサイズのみが対応しています。小物撮影メイン方などは、Sサイズで十分の場合もあるかと思いますが、その場合は背景ボードは非対応のため注意が必要です

項目 | Sサイズ | Mサイズ | Lサイズ | XLサイズ |
大きさ (幅×長さ) | 65×65cm | 120×65cm | 120×90cm | 300×155cm |
撮影用途例 | 小物 | 雑貨・料理・ガジェット | カバン・花 (大きめの被写体) | アパレル・人物撮影 |
専用 背景ボード | 非対応 | 非対応 |

将来的に背景ボードが必要になりそうな見込みがある場合は、M・Lサイズのどちらかを選ぶようにしましょう
専用背景ボードは別売り

M・Lサイズの背景シートを購入したとしても背景ボードは付属しない(別売り)ため、購入時には注意してください
項目 | Sサイズ | Mサイズ | Lサイズ | XLサイズ |
大きさ (幅×長さ) | 65×65cm | 120×65cm | 120×90cm | 300×155cm |
撮影用途例 | 小物 | 雑貨・料理・ガジェット | カバン・花 (大きめの被写体) | アパレル・人物撮影 |
専用 背景ボード | 非対応 | 非対応 | ||
価格 | 2,900円 | 4,900円 +6,000円(専用ボード) | 6,900円 +6,000円(専用ボード) | 29,000円 |

ピノスタジオ背景シートの評判
ここまでは僕の主観的なレビューをさせていただいたため、改めて他の購入者のレビュー・評判についてもまとめてみました
特にブログやオークションサイトで商品撮影をされる方にはぴったりなピノスタジオ。当ブログの記事を読んでいただき相談をいただくこともありますが、購入いただいた方からは総じて満足のコメントをいただいています

ツイッターでざっと検索しただけでも、多くの高い評価コメントが寄せられていることが見受けられますね。非常に同感です!
まとめ:評判通りの使い勝手!物撮り初心者の方にもおすすめな商品撮影セット
今回は自宅での商品撮影にぴったりな「ピノスタジオの背景シートセット」について紹介しました。どのアングルから撮っても背景の収まりが良く、物撮りに大活躍すること間違いなしの背景シートです

僕自身も商品レビューを行う際には必ず使っているくらいにお気に入りのアイテムです!
- リアルな質感とおしゃれなデザインで写真のクオリティがアップ
- 真横・真上から撮影しても背景が見切れない十分な大きさ
- 省スペースで設置できるため自宅スペースでも運用しやすい
- シワに強く汚れも拭き取れて繰り返し使える利便性
価格こそやや高いものの、長く使えるものですし、撮影の時短効果もあるためコストパフォーマンスは非常に高いと思います
商品の魅力は視覚で受け取る部分が非常に大きいため、商品レビューやネットオークションでの出品など、多くの人に商品を手に取ってもらいたい方はぜひ導入されてみてはいかがでしょうか

あわせて読みたい記事
物撮り用のカメラをお探しの方はこちらの記事でわかりやすくまとまっていますので、参考にしてください
また、当ブログではカメラの選び方や撮影のテクニックなどについて情報発信しています。これから商品撮影を本格的に始めてみたい方は、ぜひカメラ機材や撮影方法についてもチェックしてみてくださいね
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それでは次の記事でお会いしましょう!よいカメラライフを!