APS-Cやマイクロフォーサーズをお使いで「そろそろフルサイズに乗り換えたいなぁ」と悩んでいる方は多いのではないのでしょうか
僕自身もその一人で、普段から子供を撮る傍らカメラのお仕事をこなしていることもあり、フルサイズカメラへの憧れが止まらない時期がありました
現在、フルサイズカメラ2台を使っている僕が今感じていることとしては、子供を撮るならAPS-Cやマイクロフォーサーズのカメラは最高だということ

子供を撮影することに限っては、フルサイズで撮ったとしても特に違いを感じられないシーンが多いので、被写体を選ぶなぁと感じます
そこで今回は、普段からこどもをフルサイズカメラで撮影する私の経験より「こども撮影に限ってはフルサイズは必要ない」と感じる理由について述べていきたいと思います
ぜひ、今フルサイズへの移行にお悩みの方は、最後までチェックしていただければ幸いです
結論:こども撮影だけならフルサイズは必要ない

2年以上にわたってフルサイズカメラで子供を撮影してきた私の結論は「こども撮影だけなら、APS-Cやマイクロフォーサーズの方がいい」ということ
その理由は主に以下の2つです
- こどもと一緒に遊んだり、お出かけの際には荷物を出来るだけ減らしたいから
- 子供を撮るだけだと、フルサイズの特徴を活かせる撮影シーンがほぼ無いから

そもそもフルサイズってなんだっけ?と思った方は、下記のタブを開いてみてください
フルサイズとは、デジタルカメラのイメージセンサーの種類のひとつ
一般的なデジタル一眼カメラの中で、最も面積の大きなセンサーを積んだのが「フルサイズカメラ」です

センサーサイズが大きくなるほど、画質が良くなる一方で、サイズやコストが大きくなります

そのため、画質にこだわりたい人ほどフルサイズを選ぶ傾向が強いです
以降では、こども撮影にフルサイズは要らないよといった2つの理由を詳しく紹介していきます
フルサイズはデカくて重い(子供とのお出かけに不向き)

こどもが生まれるまでは想像できなかったのですが、こどもと外出するときは結構荷物が多くなります

おむつや着替え、おやつにミルクなどなど…
フルサイズの場合、ズームレンズ1本が500グラム〜1キロ程度。本体や交換レンズを含めると2キロくらいの構成になることが一般的です
ただでさえ荷物が多い中で、重さもズッシリ・サイズもガッツリのフルサイズは、持っていく気力すらも無くなってしまうことが最大のネックだと考えています

僕は気合いで持ち運びますが、カメラを持ち運ばなくなる人もいるかと思います
単純に肩が凝るとか、そういった身体的な負担はさておき、表現の幅や記録のチャンスを逃してしまうのは非常にもったいないと思っていて、であればなるべくモチベーションが落ちない機材を選ぶのがコツかと思います
これに対して、APS-Cやマイクロフォーサーズは軽量コンパクトですので、いろんなレンズを持ち出すこともできますし、撮影時にも邪魔になりにくいため、子供を撮るには非常に適していると思います
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フルサイズの特徴を活かせる撮影シーンがほとんど無い

次に2つ目の理由です
フルサイズの方が画質が良いのは事実ですが「こども撮影に限っては」フルサイズの特徴を活かせる撮影シーンはあまり無いのが現状かと思います
メリット
デメリット
- 大きなボケ:ピント面が薄くなるため、素早く動くこどもを撮影する場合はピントを合わせづらい
- 画質:解像感・ノイズ・階調の豊かさを感じる場面が少ない
であれば、サイズも小さくてコストも安く済む「APS-Cやマイクロフォーサーズ」の方がメリットが大きいかと思います
まとめ:子供撮影に適した機材を選ぶのがポイント
今回は「こども撮影だけをするなら、フルサイズは必要ないよ」といったお話をさせていただきました
正直、フルサイズカメラを持ちながら公園で一緒に遊んだり、旅行に持って行くのはなかなか骨が折れます
そのため、特に趣味で撮影をする方を除いては、一般的には「APS-Cやマイクロフォーサーズ」の方が、メリットが大きいと思います
子供の成長を記録するために購入したカメラがいつの間にか出番が少なくなってしまうようでは本末転倒ですので、ぜひみなさんの用途にあったカメラを選択していただければと思います
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